プレミア得点ランクTOP10にイングランド人選手が“6人”も 自国で育つFW陣を代表でどう活かす

ワトキンスも今季ブレイクしているFWの1人 photo/Getty Images

EURO2024へ前線は楽しみ

今季のイングランド・プレミアリーグではイングランド人アタッカーの活躍が目立つ。

単純に得点数だけを見ると、イングランド人選手でNo.1はトッテナムFWハリー・ケインだ。ここは不動といったところで、ケインはここまでリーグ第2位となる26ゴールを挙げている。どうしても35ゴールを挙げているマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドに目が行きがちだが、26ゴールも凄い数字だ。

ケインに次ぐ得点ランク3位には、ブレントフォード所属のイングランド人FWイヴァン・トニーが20ゴールで続く。
さらにマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードが16ゴールで全体5位、ニューカッスルFWカラム・ウィルソンが15ゴールで全体6位、アストン・ヴィラFWオリー・ワトキンスが14ゴールで全体9位、アーセナルFWブカヨ・サカが13ゴールで全体10位と続いており、得点ランクTOP10に6人もイングランド人選手が入っている。

ケインがイングランド代表のセンターフォワード1番手なのは変わりないが、トニー、ワトキンス、ウィルソンの2番手争いが激しい。ここは来年のEURO2024へ嬉しい悲鳴だ。

左サイドを中心に仕掛けるラッシュフォードも充実のシーズンを過ごしている。3月頃よりややペースダウンした印象はあるが、それでも全コンペティション合わせて29ゴールの成績に文句はつけられない。イングランド代表の2列目は競争が激しいが、ラッシュフォードは左ウイングの1番手を争えるだろう。

右はアーセナルのサカで問題ない。アーセナルで攻撃陣のリーダー格にもなっているサカの成長ぶりは目を見張るものがあり、今季はタイトル争いにも絡めている。技術的にも精神的にもレベルアップできたシーズンと言えよう。右から仕掛けられるレフティーアタッカーは貴重で、イングランドの右サイドはサカが長く支配していくことになるかもしれない。

あとは彼らを代表チームで上手く融合させるだけだ。EURO2024でも優勝候補の一角に挙げられるはずで、代表監督ガレス・サウスゲイトがどのような攻撃陣を構築していくのか楽しみだ。

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