“S・ラモス2世”はもう完成した? 新たなるエアモンスターとなるミリトン恐怖の得点力

レアルで成長するミリトン photo/Getty Images

186cmとそこまで大きなDFではないが……

セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランを手放したレアル・マドリードは、ダビド・アラバと若いエデル・ミリトンを中心にセンターバックを回してきた。そこに今季はアントニオ・リュディガーも加わることになり、ラモスとヴァランの穴を上手く埋めた印象だ。

中でも、25歳を迎えたミリトンの進化は見逃せない。2019年にFCポルトより加入したミリトンは守備対応はもちろん、攻撃の才能も順調に伸びている。今季はリーグ戦で5ゴール、チャンピオンズリーグでも1ゴール決めており、セットプレイ時には重要なターゲットマンにもなる。

スペイン『as』は、その姿をセルヒオ・ラモスと重ねる。ミリトンも身長は186cmとなっており、センターバックとして特別大きな選手というわけではない。そこは184cmのラモスと同じだが、2人とも身体能力が高い。広範囲をカバーするスピードに加え、セットプレイでは高さも武器にできる。
今季のミリトンは6ゴールを頭で奪っており、セットプレイで見せるヘディングモンスターぶりはラモスとの共通点か。

同メディアも「ミリトンとともに、レアルはセルヒオ・ラモス退団で失われた姿を取り戻した。強力なセンターバックであると同時に、シチュエーションによってはストライカーのように行動できる」とミリトンの空中戦を評価する。

右のサイドバックに入ることもあり、サイドバックをこなすだけの身体能力がある点もラモスとの共通点だ。ラモスはPKキッカーをこなすなど足下の技術も印象的なDFだが、25歳と若いミリトンならばテクニックも伸ばせるだろう。

今では安心できるセンターバックの1人となっており、ポルトからの引き抜きは大正解だったと言えそうだ。

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