「ミトマは今季の掘り出し物」「ワン・ビサカが彼に足かせをはめていた」 三笘封じ完遂のマンU右SBをファーディナンドも称賛

三笘と対峙したことでワン・ビサカの対人の強さが際立った photo/Getty Images

面白い対決となった

マンチェスター・ユナイテッドのDFアーロン・ワン・ビサカはシーズン後半に入ってから見事に評価を取り戻している。シーズン前半はほとんど試合に出場することができなかったため冬の移籍市場では放出候補の一人にも挙がるほどだったが、現在はDFディオゴ・ダロトと右サイドバックのポジションを争っている状況だ。

直近数試合はダロトが左サイドで起用されていることもあり、ワン・ビサカは8日のエヴァートン戦から5試合連続で先発出場中。24日に行われたFAカップ準決勝ブライトン戦でもスタメン入りし、今季大活躍中の日本代表FW三笘薫を封じるタスクを課せられた。

対人守備に定評のあるワン・ビサカと突破力抜群の三笘、どちらに軍配に上がるのかはこの試合における大きな注目ポイントの一つとなった。結果的にワン・ビサカは三笘に自由を与えず、ブライトンは得意の左サイドから効果的に攻めることができなかった。その影響もあって試合はスコアレスのままPK戦に突入し、マンUがFAカップ決勝進出を決めている。
英『The Sun』によると、マンUの最終ラインを長きに渡って支えた名センターバック、リオ・ファーディナンド氏もこの対決に目を向けており、自身のYouTubeチャンネル『FIVE』にて三笘を封じたワン・ビサカのパフォーマンスをこのように称賛している。

「(傑出していた選手は)私からするとワン・ビサカだったと思う」

「ミトマは今シーズンの掘り出し物で、対戦した全てのチームに大きな問題を引き起こしていた」

「だけど公平に見ると、ワン・ビサカが彼に足かせをはめていた。ワン・ビサカの1対1での守備の上手さは周知の通りだし、調子の良いトップクラスの選手に対処できることを今日再び証明した」

マンUとブライトンの対戦は今季まだ残っており、5月5日にブライトンの本拠地アメックス・スタジアムでプレミアリーグの試合が行われる。順当にいけば再びワン・ビサカ対三笘の対決も見ることができそうだが、三笘は今度こそワン・ビサカを攻略することができるのか。

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