得意のドリブルはヴィニシウス、ロドリゴらに次ぐ“リーガ第4位” 韓国の至宝はスペインで完成の時を迎えている

マジョルカで活躍するイ・ガンイン photo/Getty Images

昨季に比べて得点&アシストも増加中

残留へ勝ち点40獲得が1つの目安になると言われることも多いが、リーガ・エスパニョーラではマジョルカが勝ち点40に乗せてきた。

マジョルカといえば昨季まで久保建英がレンタルで加入していたクラブで、昨季は勝ち点39で残留という厳しいシーズンを過ごした。今季も決して楽な戦いとは言えないが、23日に行われたヘタフェ戦に勝利して勝ち点40を達成。30試合消化時点で昨季の勝ち点を超えてきた。

ヘタフェ戦でチームを勝利に導く2ゴールを奪ったのは、韓国代表FWイ・ガンインだ。
今季はレアル・ソシエダへ向かった久保も高い評価を得ているが、同じアジアの若手アタッカーとしてイ・ガンインも負けていない。昨季は1ゴール2アシストの成績だったが、今季は5ゴール4アシストと数字を伸ばしてきている。

得意のドリブルもリーガ・エスパニョーラで通用しており、ここまでリーグ4番目の多さとなる61回のドリブル成功数を記録している。イ・ガンインの上にいるのはレアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエス(62回)、ビジャレアルFWサミュエル・チュクウェゼ(71回)、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール(92回)のみだ(データサイト『WhoScored』より)。

今季はイ・ガンインにとってもブレイクのシーズンとなっており、マジョルカではヴェダト・ムリキと並んで攻撃の主軸だ。イングランド方面からの関心も噂されており、近いうちにステップアップも実現するかもしれない。今後アジアカップなどで韓国代表と対戦する機会もあるだろうが、成長するイ・ガンインは厄介な相手となりそうだ。

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