A・アーノルドが見せる新境地 リヴァプールでの“新スタイル”で持ち味を存分に生かす

中盤で高精度のキックを披露 photo/Getty Images

A・アーノルドの挑戦は続く

今季もリヴァプールの右サイドバックを務めるトレント・アレクサンダー・アーノルドだが、ここ数試合は新たな形に挑戦している。サイドからピッチの中央へ動き出してビルドアップに参加しているのだ。

高精度のキックとアグレッシブな攻撃参加を武器に右サイドから多くのアシストを記録してきたA・アーノルド。しかし、プレミアリーグ第30節のアーセナル戦以降、中盤に入ってビルドアップに参加して配球役としても活躍している。

第31節のリーズ戦でも、リヴァプールのボール保持時には中盤でボールを受けて、アンカーのファビーニョと2ボランチのような形になった。チームの6点目となったダルウィン・ヌニェスのゴールは、いい動き出しをしていたヌニェスをA・アーノルドが中盤から見逃さず高精度のパスを届けた結果、ゴールへとつながっている。

地元紙『Liverpool Echo』もA・アーノルドの動きについて「チームにとっても本人とってもユニークな可能性を広げることができている」と高評価。続くノッティンガム・フォレスト戦でもこの形は継続することとなるだろう。

今季は守備面での厳しい評価も受けていたA・アーノルドだが、自身の持ち味をより生かすスタイルの確立へ、24歳の成長は続いていく。

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