「マグワイアとデ・ヘアは互いに不満を持ってプレイしてるように見える」 EL準決勝での二人の致命的なミス

失点の一因となってしまったマグワイア photo/Getty Images

前半8分で失点

ヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグ、マンチェスター・ユナイテッド対セビージャの試合が行われ、セビージャがユナイテッドを3−0(総合5−2)で下し、準決勝進出を果たした。

ユナイテッドは試合開始直後の前半8分に失点。『THE Sun』によると、その失点時のハリー・マグワイアとダビド・デ・ヘアのプレイに批判が殺到しているという。
 
8分、ユナイテッドのゴールキック時、マグワイアは前からプレッシャーをかけていた3人の守備陣の真ん中の自陣ペナルティーエリア前でデ・ヘアにパスを要求し、ボールを受けた瞬間その3人の守備陣に囲まれた。しかしその状況で彼は右サイドに広がっていたワン・ビサカにパスを試みたことでボールを奪われる。それがそのままユセフ・エン・ネシリのゴールに繋がった。同メディアによると、この一連のプレイについて、クラブOBでもあるロビー・サヴェージ氏はデ・ヘアがあの状況でマグワイアにパスを出したことを批判している。さらに、この失点シーンを批判する様々なコメントがSNSに寄せられた。
 
「マグワイアはそこでボールを要求するべきじゃないだろう」
 
「マルティネスじゃなくてマグワイアだからデ・ヘアのその恐ろしいパスは救われないよ」
 
「マグワイアとデ・ヘアはお互いに不満を持ってプレイしてるようにしか見えない」
 
デ・ヘアは最高峰のゴールキーパーと高い評価を得ていた過去があるが、近年のゴールキーパーに求められるピッチ後方でのプレイをあまり得意としていないことが批判される場面も少なくない。一方マグワイアも後方からボールを運ぶ能力や、縦につなぐパスを出す能力にあまり優れていない。この2人が後方からボールを運ぶテン・ハーグの戦術に適していないというのが問題であり、これをどう修正するかが課題となるだろう。
 
ユナイテッドは今シーズン、国内リーグでのCL出場権とFAカップ優勝をかけた戦いがまだ残っている。ヴァラン復帰まで、マグワイアとデ・ヘアがそれぞれを信頼し、最終ラインを守らなければ、ユナイテッドの勝利が遠くなるかもしれない。
 

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