PSGを追うスタッド・フェリックス・ボラールの脅威 ホームで13勝も挙げるRCランスに奇跡は起きるか

リーグ・アンで2位につけるRCランス photo/Getty Images

ホームでの圧倒的強さを武器に狙うミラクル

絶対王者パリ・サンジェルマンを引きずり降ろすことも可能だろうか。リーグ・アンにて首位PSGを6ポイント差で懸命に追うのは、RCランスだ。

昨季を7位で終えていたRCランスが2位まで順位を上げてきたのは意外かもしれないが、今季のRCランスは非常に印象的だ。最大の強みはホームでの安定感で、今季はホームで13勝1分1敗と抜群の成績を誇る。データサイト『Opta』によれば、ホームでの13勝は今季の5大リーグでは最多の数字だという。

長期のリーグ戦でホームの戦いに強いのは大きなアドバンテージであり、本拠地のスタッド・フェリックス・ボラールは満員の38000人入るゲームがほとんどだ。サポーターもチームの快進撃を楽しみにしていることだろう。
失点もリーグ最少の22点に抑えられており、攻撃面では昨夏にクラブ・ブルージュから獲得したベルギー代表FWロイス・オペンダが大当たり。ここまでチームトップとなるリーグ戦15ゴールを記録しており、昨年にはベルギー代表デビューを経験。若返りへ動くベルギー代表にとっては楽しみな存在だ。

年明けからはPSGが調子を崩していることもあり、ミラクルが起こる可能性もゼロではない。15日にはPSGとRCランスの直接対決が予定されており、見逃せない首位攻防戦だ。今回はPSGの本拠地での戦いだが、RCランスはアウェイで王者を攻略できるのか。

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