アントニーの復帰弾がマンUを逆転に導く! バルサを下し、ELベスト16へ

アントニーが逆転ゴールを決めた photo/Getty Images

1stレグに続き強度の高い好ゲームとなった

24日、ヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレイオフのマンチェスター・ユナイテッド対バルセロナの一戦が行われた。バルサのホーム、カンプ・ノウで行われた1stレグは2-2のドローで終了していたため、今回の2ndレグを制したチームが勝ち抜けることになった。

ホームのマンUは1stレグで出場停止だったDFリサンドロ・マルティネスがスタメンに復帰。負傷離脱していたFWアントニーもベンチに戻ってきた。一方のバルサは1stレグでイエローカードを受けてしまったMFガビや負傷交代してしまったペドリが欠場。1stレグを欠場していたMFセルヒオ・ブスケッツは復帰したが、厳しい状態でオールド・トラッフォードに乗り込んでいる。

先にゴールに迫ったのはマンU。スルーパスに反応したMFブルーノ・フェルナンデスが右サイドを抜け出しエリア内からシュートを放ったが、ここはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがセーブ。その直後、今度はバルサのFWハフィーニャがミドルシュートでマンUゴールを狙ったが、これは枠を捉えなかった。

試合が動いたのは18分。B・フェルナンデスが自陣エリア内でDFアレハンドロ・バルデを倒してしまい、バルサがPKを獲得。FWロベルト・レヴァンドフスキのシュートはGKダビド・デ・ヘアが読んでいたが、勢いのあるボールを弾ききれず、バルサが先制に成功した。

その後は激しいせめぎ合いが続き、両チームともになかなかチャンスを作ることができない。45分にはデ・ヘアのパスミスからマンUがピンチを迎えたが、MFカゼミロの決死のディフェンスによりなんとか事なきを得た。

バルサ1点リードで迎えた後半。マンUはFWボウト・ベグホルストを下げてアントニーを投入。得点量産中のFWマーカス・ラッシュフォードが左ウイングからセンターフォワードへポジションを変え、2列目は左からFWジェイドン・サンチョ、B・フェルナンデス、アントニーという並びになった。

すると47分、いきなりマンUが同点に追いつく。左サイド高い位置でボールを奪うとB・フェルナンデスが中央へグラウンダーのボールを送る。これを受けたMFフレッジが右足でシュートを決め、試合を振り出しに戻した。

64分にはバルサにビッグチャンスが訪れる。前線に上がっていたDFジュール・クンデが左からのクロスに合わせ、ヘディングでシュート。しかしここはデ・ヘアが好反応を見せ、ファインセーブで凌いだ。

勝ち越しゴールを奪いたいマンUは67分にサンチョとDFアーロン・ワン・ビサカを下げ、FWアレハンドロ・ガルナチョとDFディオゴ・ダロトをピッチに送り出す。対するバルサも70分にMFセルジ・ロベルトをFWフェラン・トーレスに替え、攻勢に出た。

交代で流れを掴んだのはマンUだった。73分、左サイドを崩すとB・フェルナンデスのパスからガルナチョ、フレッジが立て続けにシュート。このこぼれ球が右サイドのアントニーへ渡り、左足で放ったシュートがネットを揺らす。マンUが逆転に成功し、スコアは2-1となった。

同点に追いつきたいバルサは82分にDFロナルド・アラウホを下げ、DFマルコス・アロンソを投入。逃げたいマンUは88分にラッシュフォードを下げてMFスコット・マクトミネイを起用した。

後半アディショナルタイムにはレヴァンドフスキがシュートを放ち、デ・ヘアの脇を抜けていく場面もあったが、ここはDFラファエル・ヴァランがカバー。マンUが1点のリードを守りきり、2-1のまま試合を終えた。

これにより2戦合計スコアは4-3となり、マンUのEL決勝トーナメントベスト16進出が決定。強敵バルセロナとのプレイオフを制したこの勢いを維持できれば、まだまだ勝ち進んでいくことができるはずだ。

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