昨季の22ゴールが見えてきた CWCでも“決定力”魅せたヴィニシウスは分かっていても止められない領域へ

レアルの左サイドを支配するヴィニシウス photo/Getty Images

アル・ヒラル戦でも2ゴールの活躍

今季はファウルを受ける機会が増えるなど、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールへのマークは明らかに厳しくなっている。

昨季の活躍から考えれば当然とも言えるが、それでもヴィニシウスはきっちりと結果を残している。0-1で敗れた前節マジョルカ戦のように結果が出なかったゲームでは批判を浴びることもあるが、モロッコで行われたクラブワールドカップでは準決勝、決勝で計3ゴールを記録して優勝に貢献。

特にファイナルのアル・ヒラル戦では味方との連携から決めた先制点が大きく、あのようなGKとの1対1を確実に沈められるアタッカーへと成長した。このあたりは指揮官カルロ・アンチェロッティの指導も大きいのだろう。今ではすっかりゴール前で決定的な存在となっている。
後半にはFWカリム・ベンゼマのゴールをおしゃれなアウトサイドパスでアシストもしており、ここぞの場面で結果を残してくるあたりは見事だ。

アル・ヒラル戦での得点により、今季の総得点は16に達した。昨季は22ゴール決めていたため、その数字も見えてきた。相手に警戒されながらも、昨季と同程度の数字を残せれば十分と言えるはずで、スペイン『MARCA』もヴィニシウスの決定力を称賛している。

2シーズン連続で20ゴール超えとなれば本物と言ってよさそうで、ヴィニシウスは分かっていても止められない領域へと近づきつつある。

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