“ベルギー新世代”のスター候補はどうなる ミランで未だ無得点のCDKに注がれる厳しい視線

ミラン期待の新戦力デ・ケテラエル photo/Getty Images

今季の目玉新戦力は苦戦中

まだ判断を下すには早すぎるかもしれないが、昨夏にミランが目玉選手の一人として獲得したFWチャールズ・デ・ケテラエル(21)の苦戦が続いている。

若くしてベルギー代表でのプレイを経験しているだけあって、テクニックのレベルは高い。しかし、まだデ・ケテラエルはミランでゴールを決めていない。クラブ・ブルージュから3200万ユーロの移籍金で引き抜いたことを考えると、ヒット補強とは言い難いだろう。

昨季ブルージュではリーグ戦14ゴールを記録しており、得点を奪う力はある。高いテクニックに加えて192cmとサイズもあり、ミラン攻撃陣の中心選手になることが期待されていたはずだ。現在のミランはチーム全体が苦戦しているが、新戦力に大きなヒットがなかったことも苦戦の理由の1つだろう。
指揮官ステファノ・ピオリは現状を変えるべく3バックにもトライしているが、伊『Gazzetta dello Sport』はそのシステムにデ・ケテラエルの居場所はあるのかと気にかけている。その3バックで挑んだ4日のインテル戦は0-1で落としており、デ・ケテラエルにも出番はなかった。現状ピオリの信頼を獲得しているとは言えないか。

ベルギーサッカー界としても、デ・ケテラエルの世代にはエデン・アザールら黄金世代の後を引き継いでほしいとの考えがあるはず。デ・ケテラエルは新世代の中でも中心選手になることが期待されているが、ミランへのステップアップは成功へと繋がるのだろうか。ここまでは少々苦しい戦いとなっている。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ