体重減少でムバッペは《2018W杯時の爆速》に戻った? 今季絶好調の秘訣は「昨季は彼特有の俊敏性が失われていた」

今季レアルで絶好調のムバッペ photo/Getty Images

続きを見る

体重は昨季から5kgほど落ちた

今季レアル・マドリードでは開幕からリーグ戦8試合で9ゴール2アシスト、チャンピオンズリーグでも2試合で5ゴール、さらにフランス代表として臨んだ今月10日の2026ワールドカップ欧州予選・アゼルバイジャン戦では驚異のドリブルシュートを決めるなど、FWキリアン・ムバッペが絶好調だ。

アゼルバイジャン戦で負った右足首の負傷は気になるところだが、開幕からここまで最高のスタートを切っているのは確かだ。

スペイン『SPORT』は、その要因に体重減少があると伝えている。想定外な事態ではあったが、ムバッペは今夏に急性胃腸炎で療養していた期間がある。一時は入院が必要なほど悪化してしまい、今夏のクラブワールドカップへの合流も遅れることになった。
その期間に7kgも体重が落ちてしまい、今はそこから2〜3kg増えた状態なのだという。しかし当初より今夏は減量に挑む予定だったようで、昨季から5kgほど落ちたことで俊敏性は明らかに上がっている。アゼルバイジャン戦で見せたドリブルシュートはそれを象徴するものと言えるだろう。

「昨季もムバッペはマドリーで目覚ましい数字を残したが、彼特有の俊敏性は失われていた。それが今季の開幕から大きく様変わりしている。持ち前の筋肉質な体は維持しつつ、動きの繊細さも取り戻したのだ。それは彼のプレイの側面に表れていて、ターンする時やボールを持っていない時の動き、そしてアゼルバイジャン戦で見せたゴールはかつての輝きと俊敏性を取り戻したことを示す最新の例と言える。今のムバッペは2018ワールドカップでピッチを飛ぶように駆け抜けた際の姿を彷彿とさせる。フィジカル面の重要部分を改善し、ベストコンディションに近づけたのだ」

同メディアはこのように伝えていて、確かに2018W杯でのムバッペは衝撃のスピードだった。トップリーグで活躍するためにフィジカル強化は必要だが、筋肉をつけすぎてスピードが低下するのは問題だ。今のムバッペこそがベストフォームと言えよう。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.310 新生レアル徹底解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ