アンダーソンも先発に定着 熾烈極まるイングランド代表、中盤のポジション争い

フォレストで大きな存在感を発揮するアンダーソンは代表に定着 Photo/Getty Images

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ベリンガムも加わってくる

W杯欧州予選・グループKでイングランド代表はラトビア代表を5-0と破り、欧州でいちはやく本大会出場を決めた。

これから来年の本大会まで、トーマス・トゥヘル監督は選出メンバーをどう固めるかに心を砕くことになる。特に中盤は候補者が多く、どういったメンバーを選出していくかに注目が集まることになる。

今回の10月シリーズでは、ノッティンガム・フォレストのエリオット・アンダーソン、アーセナルのデクラン・ライス、アストン・ヴィラのモーガン・ロジャーズの3人が先発を果たした。特にアンダーソンは初招集・初先発となった9月のアンドラ代表戦から4試合連続で先発を務めており、新たなレギュラー候補としてチームに食い込んでいることが注目される。
どういったシステムを組むかにもよるが、[4-3-3]と仮定した場合、アンカーを務めるのはアンダーソンになる可能性が高い。インサイドにライスとロジャーズとなるが、今回招集されなかったジュード・ベリンガムがチームに加わることになり、さらにエベレチ・エゼも所属のアーセナルでインサイドハーフを務めるようになっている。ジョーダン・ヘンダーソンもおり、この組み合わせはトゥヘルの頭を悩ませることになる。

[4-2-3-1]とした場合は2の部分でアンダーソンとライスが組むことが予想されるが、3の真ん中にはベリンガム、ロジャーズ、エゼのほかコール・パルマーという選択肢も生まれる。さらにフィル・フォーデンもいることを考えると、中盤のポジション争いは熾烈を極めていると言っていい。

ラトビア代表戦で5-0、セルビア代表戦で5-0、ウェールズ代表戦でも3-0と申し分のない結果が出ていることから、アンダーソン、ライス、ロジャーズの3枚を基本とすることも十分に考えられるが、英『Daily Mail』はロジャーズがあまり印象を残すことができなかったとして、ここにベリンガムを戻すことになるかもしれないと論じている。

いずれ劣らぬ能力の持ち主であるが、豪華なメンバーのわりに試合内容が辛いと評されがちなイングランド代表。エゼやパルマーはサイドを任せることもでき、トゥヘル監督がどう組み合わせて機能させるかが本大会までの課題となりそうだ。

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