FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表に選出され、グループステージ第2戦のコスタリカ戦に出場した相馬勇紀。大会終了後にはプリメイラリーガのカーザ・ピアへ移籍してキャリア初の海外挑戦を果たした。
プリメイラリーガ第17節のジル・ヴィセンテ戦でサブに入ると、60分に邦本宜裕と交代してポルトガルデビュー。翌節のサンタ・クララ戦でも62分から途中出場すると、直接FKから先制点となる移籍後初ゴールを記録した。さらに1-1で迎えた後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールをアシストするなど勝利に貢献している。
この試合後、フィリペ・マルティンス監督も「適応は問題ない。毎日、新しい言葉を覚え、慣れ親しみたいと思っている」と相馬の姿勢を高評価。今季は昇格組ながら、トップ4に続いて5位に付けるカーザ・ピアの指揮官は「後半戦は大きな驚きを与えてくれるだろう」と相馬に期待を寄せている。
次節の相手はプリメイラリーガ首位のベンフィカだ。今冬の移籍市場でエンソ・フェルナンデスがチェルシーへと移籍するものの、国内での強さは変わらずアロウカ戦にも勝利して今季はわずか1敗。さらなるインパクトを残すには、相馬がベンフィカを打ち負かすような活躍に期待したい。