2戦合計5-0としたマンUがカラバオカップ決勝進出! マルシャル&フレッジ弾でN・フォレストを下す

途中出場の2人で先制弾を生んだ photo/Getty Images photo/Getty Images

マンUが有利な状態で迎えた2戦目

2日、カラバオカップ準決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド対ノッティンガム・フォレストの一戦が行われた。

1stレグで3点のリードを得たものの、2ndレグでも比較的多くの主力を起用してきたマンUのエリック・テン・ハーグ監督。負傷により長期離脱となってしまったMFクリスティアン・エリクセンの他、スタメンを外れたのはGKダビド・デ・ヘアとFWマーカス・ラッシュフォードくらいとなった。彼らの代わりに先発起用されたのはMFフレッジ、GKトム・ヒートン、FWアレハンドロ・ガルナチョとなっている。 

一方のN・フォレストは1stレグで負傷交代してしまったFWモーガン・ギブス・ホワイトが今回はメンバー外に。FWブレナン・ジョンソンらと共に攻撃の中心として機能していただけに、代わりに先発メンバー入りしたFWエマニュエル・デニスの活躍に期待がかかった。
少なくとも3点を返さなければならないN・フォレストだが、必要以上に前掛かりになるということはなく、1stレグと同様に引いた形からのカウンターを狙う。左サイドのデニスや右サイドのB・ジョンソン、DFネコ・ウィリアムズあたりを中心にマンUゴールに迫った。

押し込むマンUも18分にFWアントニーが得意のカットインからゴールを狙ったが、これはGKウェイン・ヘネシーが防いだ。さらに、29分にはDFルーク・ショーのクロスにMFカゼミロがヘディングで合わせたが、今度はヘネシーが足でのナイスセーブを見せている。

その後、N・フォレストは右サイドから好機を作る。34分、スローインの流れからB・ジョンソンがエリア内に切り込み左足でシュートを放ったが、これはヒートンがストップ。さらに43分にもB・ジョンソンがスローインから右サイドを突破。彼が上げたクロスをファーにいたデニスがボレーで合わせたが、味方のFWサム・サリッジに当たってしまいゴールとはならなかった。

前半終了間際には、カゼミロのクロスにFWボウト・ベグホルストが頭で合わせたが、これは惜しくも左ポストに直撃。スコアは0-0のままハーフタイムに突入している。

後半に入ると徐々にマンUが勢いに乗り始める。61分には、エリア内でボールを受けたガルナチョが細かいステップで相手DFをかわして左足でシュート。ニアに飛んだボールはキーパーが弾いた。

さらに攻勢を強めたいテン・ハーグ監督は、FWマーカス・ラッシュフォード、FWアントニー・マルシャル、そして長期離脱していたFWジェイドン・サンチョをピッチに送り出す。すると73分、この交代策が見事的中。カゼミロのパスカットからマルシャルが中央でドリブルを仕掛けると、相手を引きつけて左サイドのラッシュフォードへとパス。再びボールがマルシャルの下へと戻り、ゴール右隅にシュートを決めた。

76分にはMFブルーノ・フェルナンデスの見事なアウトサイドクロスからマンUが2点目をゲットする。右サイドからファーへと飛んだボールをラッシュフォードが折り返し、フレッジが押し込んだ。

2戦合計スコアを5-0としたマンUは、DFハリー・マグワイア、DFヴィクトル・リンデロフを投入して試合を締めにかかる。リンデロフはカゼミロに代わって中盤に入るという慣れない形での出場となったが、マンUがそのまま危なげなく試合に勝利。テン・ハーグ体制1年目にして、タイトル獲得まであと一歩というところまで上り詰めた。決勝戦でも今回のような余裕のある試合運びができると理想的だろう。

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