プレミア制覇へ突き進むアーセナルは来季のCLへどう備える 中盤にD・ライス加えられれば理想的だ

ウェストハムでプレイするライス photo/Getty Images

パルティの負担を軽減できるか

プレミアリーグで首位を快走するアーセナル。無敗優勝を果たした2003-04シーズン以来となる頂点も見えてきたが、ここで来季のことも考えてみたい。

現在の順位を考えれば、来季のチャンピオンズリーグ出場は堅い。来季からは国内リーグとチャンピオンズリーグの両方で結果を求められることになり、それこそビッグクラブとしての条件だ。

アーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』が重要な補強ポイントに挙げているのがボランチで、現在はウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライス獲得の噂が出ている。
中盤のストッパー役としてはトーマス・パルティが奮闘しているが、パルティに代わるオプションが不足している。パルティが離脱すると中盤の強度が落ちてしまうところがあり、ライスを獲得できれば中盤のフィルター力はかなり高くなると期待される。

近年のアーセナルは若い選手をメインに補強してきたが、ライスもまだ24歳と若い。今季もプレミアリーグで第10位となる45回のタックル数を記録しており、イングランド代表でも絶対的主力であるライスの守備力は信頼できる。

ライスとしても、そろそろステップアップを考えるタイミングだろう。ウェストハムは今季18位とかなり苦戦しており、ライスはもっと上のレベルでプレイ出来る選手だ。アーセナル移籍は理想的なステップアップとなるはずだ。

ボランチだけでなく前線も補強ポイントに挙げられるが、アーセナルは来季へどう補強を進めていくのか。来季のチャンピオンズリーグも考えると、今夏に何枚か即戦力を加える必要があるだろう。

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