ビッグクラブ移籍も噂されているベルギー代表FWトロサール ブライトン指揮官は関係修復を望む

トロサールの去就はいかに photo/Getty Images

チームの得点源が退団してしまうかもしれない

ロベルト・デ・ゼルビ監督と対立したことにより、移籍が噂されているブライトンのベルギー代表FWレアンドロ・トロサール。しかし、デ・ゼルビ監督はトロサールの態度次第では今後も共に戦っていきたいと考えているようだ。
 
現状、1日に行われたアーセナル戦が最後の出番となっているトロサール。4日のエヴァートン戦にはベンチ入りしたが最後まで出番は訪れず、8日のミドルズブラ戦、15日のリヴァプール戦にはメンバー入りすらしていない。その理由としては、練習を勝手に切り上げるなどといった彼の態度や振る舞いに問題があったようで、デ・ゼルビ監督はリヴァプール戦前に「ここでプレイしたいのなら、一生懸命働き、走り、正しい行動をしなければならないことを彼はよく分かっているはずだ」と述べていた。
 
そんなトロサールに対してはトッテナムやアーセナル、チェルシーなどといったクラブが獲得に興味を示しているようだが、ブライトンに残ってチームに復帰する道も彼にはまだ残されている模様。英『Daily Mail』によれば、デ・ゼルビ監督はリヴァプール戦の後、この件について改めて言及している。
 
「トロサールについてはっきりさせておきたい。このような状況になってしまい、申し訳なく思っている。彼との関わり方でミスをしたとは思っていない。ブライトンの内部の人間はこの状況をとてもよく理解している」
 
「私自身は問題ないし、彼のためにドアを開ける準備はできている。彼は良い奴だし、我々にとって非常に重要な選手だからね」
 
「彼はチームに変化をもたらすが、彼は私の姿勢ややり方を理解して仕事に取り組まなければならない。なぜなら私が監督であり、ドレッシングルーム内のルールは私が決めるからだ。ただこれだけだ」
 
シーズン序盤はグレアム・ポッター監督、シーズン途中からはデ・ゼルビ監督の下で快進撃を見せている今季のブライトン。欧州カップ戦出場圏内も狙える7位につけているだけに、ここで戦力が低下してしまうのは非常にもったいない。態度を改めたトロサールと共に勝ち点を積み上げていければブライトンとしては理想のはずだが、彼は今後どのような行動に打って出るのか。

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