アッレグリはやはり“名将”なのか 17試合で僅か7失点に抑える堅守構築でユヴェントス復活

ユヴェントスを指揮するアッレグリ photo/Getty Images

序盤戦から上手くチームを立て直してきた

序盤は思うように結果が出ず苦戦したが、ユヴェントスがじわじわと順位を上げてきた。まだ首位ナポリとは7ポイント差がついているが、序盤苦しんだユヴェントスが現在は2位につけている。

称賛されているのは指揮官マッシミリアーノ・アッレグリだ。序盤の結果から、一時は解任の心配もあったかもしれない。だが、今ではそんな心配も吹き飛んだ。堅守を軸とした戦いぶりから、逆転優勝への期待まで出てきている。

伊『TuttoSport』もアッレグリの手腕を称賛しているが、中でも評価されているのがシステムチェンジだ。当初は4バックをメインに考えていたようだが、途中から3バックに変更。元より4バックと3バックを使い分ける指揮官ではあったが、序盤の内容から柔軟に戦い方を切り替えてきた。アンヘル・ディ・マリア、ポール・ポグバなど新戦力に負傷者が出たことも関係しているだろう。
最終ラインにスーパースターと呼べるタレントはいないかもしれないが、ダニーロ、ブレーメル、フェデリコ・ガッティ、ダニエレ・ルガーニら堅実に仕事をこなしてくれるセンターバックたちをアッレグリが上手くまとめている。17試合を消化した時点で失点数は未だ一桁の7点に抑えられており、この堅守こそ今のユヴェントス最大の武器だ。

さらにはMFニコロ・ファジョーリ(21)、ファビオ・ミレッティ(19)ら若手を起用している点も評価されており、前述したポグバやディ・マリアの負傷に上手く対処している。

13日にはナポリとの首位攻防戦が控えている。ここでユヴェントスが勝てば、優勝争いの行方は分からなくなってくる。交代策を含め、この一戦でもアッレグリの采配には注目だ。

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