シティはベリンガムとサカの獲得に動かない? 現実的な補強の選択肢とは

マンチェスター・シティ行きが噂されるブカヨ・サカ photo/Getty images

シティにやってくる次のスターは誰だ

毎年のように移籍市場での主役となるマンチェスター・シティ。今夏の移籍市場ではアーリング・ハーランドやカルヴィン・フィリップスをはじめとする実力者を引き入れた。すでにハーランドやマヌエル・アカンジは主力として活躍しており、成功の夏だったといえる。

シティは今後、さらなる補強を考えており、英『90min』によると、そのターゲットはボルシア・ドルトムントのMFジュード・ベリンガムとアーセナルのFWブカヨ・サカだという。

ベリンガムは以前から多くのビッグクラブに関心を寄せられており、シティもその中の一つだ。現在開催されているFIFAワールドカップ・カタール大会ではイングランド代表として素晴らしい活躍を披露した。
シティのインサイドハーフはケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバの3人がいてギュンドアンとB・シウバが今後クラブを離れる可能性がある。そうなった際はウイングでプレイするフィル・フォーデンを中盤に下げても頭数が足りない。

ベリンガムはリヴァプール行きの可能性が高いと報じられている。リヴァプールは現状ですでに中盤が足りておらず、ベリンガムが移籍すればほぼ1番手として起用されるだろう。しかし、もしギュンドアンとB・シウバが残留することになれば、シティに移籍してもベンチに座る可能性がある。そうなると選手としてはおいしくない。

サカはアーセナルの主力であり、引き抜きは難しいといえるが、未だ2024年で切れる契約を更新していないことからシティ行きの話が出ている。サカは右サイドを主戦場とするドリブラーであり、シティではリヤド・マフレズとポジションが被る。今季アルジェリア代表FWはかなり調子を落としており、以前ほどの影響力はなくなってきている。31歳と若くなく、シティとしてはサカを獲得できれば大きな戦力になるのは間違いないが、BIG6の主力を引き抜くのは至難の業だ。

両者ともに獲得できれば大きな戦力となるが、イマイチ現実味がない。それであればライプツィヒのヨシュコ・グバルディオル獲得のほうが現実的だ。すでにオファーを提示したようで、総額は1億ユーロ越えとされている。

現状明確な補強ポジションがサイドバックくらいしかないシティ。それでもグバルディオルを左SB起用すれば済む話であり、今後の移籍報道に注目したい。

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