負傷続くベンゼマの状態に危機感 レアルは冬の移籍市場で後任獲得へ。移籍金は約116億円

人気銘柄となっているラファエル・レオン photo/Getty images

ベンゼマの後任を探すのは難しそうだ

現状世界最高のストライカーはレアル・マドリードのカリム・ベンゼマだろう。昨季はレアルで得点を量産し、チームにリーグ優勝とビッグイヤーをもたらした。2022年度のバロンドールを受賞しており、世界最高の選手の一人となった。

そんなベンゼマはフランス代表に選ばれており、11月の下旬からスタートするワールドカップ・カタール大会に参加する予定だったが、負傷してしまいW杯を欠場するとフランスサッカー連盟が発表している。前線でいえばクリストファー・エンクンクも負傷でチームを離れており、指揮官であるディディエ・デシャン監督としてはプランがかなり狂ってしまっている。

この負傷は所属クラブであるレアルにも関係する。回復までに3週間かかるとの発表があり、W杯後は問題なくプレイできるといえるが、ベンゼマも34歳と若くない。怪我が多くなっており、今季も9月に負傷して一時期戦列を離れていた。
レアルはベンゼマ不在をどのようにしてカバーするか様々な工夫を行っており、現状の最適解はブラジル代表のロドリゴのセンターフォワード起用だ。普段はサイドでプレイするアタッカーだが、器用な選手であり、両サイドに加えて真ん中でもチームに貢献できる。

西『SPORT』によると、レアルはこのベンゼマの怪我の多さを深刻に考えており、冬の移籍市場でベンゼマの後任を探すようだ。それがポルトガル代表としてW杯に出場するミランのラファエル・レオンである。

23歳とまだ若いFWだが、今季ミランではリーグ戦6ゴール4アシストとすでに二桁得点に関与している。188cmとサイズがあり、身体能力も高い。ミランではサイドでの起用が多いが、レアルはCFとして考えている様子。

同メディアによると、レオン獲得のためには8000万ユーロ(日本円にして約116億円)の移籍金が必要になるようだ。マンチェスター・シティ、チェルシーとプレミアリーグのクラブも獲得を目指しており、争奪戦になることは間違いない。

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