グループステージ敗退orベスト16進出 日本代表は“W杯の法則”を繰り返してしまうのか

ロシア大会同様に再びベスト16の舞台へ photo/Getty images

今回は残念ながら敗退の番だ

ワールドカップ・カタール大会開催の前に多くの海外メディアは各グループの勝敗予想を行っている。

英『GIVE ME SPORT』が行った予想で日本代表がいるグループEから決勝トーナメントに進むのはスペインとドイツの2カ国だ。当然の予想であり、日本やコスタリカの番狂わせを予想するメディアはない。

同メディアでは日本代表のある法則に注目している。それが初出場した1998年大会から続くグループステージの結果だ。
フランス大会はグループステージ敗退、日韓大会はベスト16、ドイツ大会はグループステージ敗退、南アフリカ大会はベスト16とグループステージ敗退と16強入りを交互に繰り返しているのだ。前回のロシア大会で日本代表はベルギーにラウンド16で敗れており、その法則通りであれば今回はグループステージで姿を消すことになる。

同メディアでは鎌田大地と冨安健洋を称賛しており、両者に共通する強みとして高い技術力とそれに見合った身体能力があるとしている。実際に冨安はアーセナルで上手さと強さを兼ね備えた守備者として躍動しており、ミケル・アルテタ監督に重宝されている。

ただそれでもドイツやスペインは強く、日本代表の法則は続くと同メディアはまとめている。

カナダ戦では主力組の不在もあって控え組で臨んだ日本代表。幸先よく先制するも、前半に追い付かれ、終盤にはPKを献上してしまい逆転負けを喫している。W杯やEUROで番狂わせを起こすチームの共通点は強固な守備を持っているかどうかであり、今の日本代表には残念ながらドイツやスペインの攻撃を抑えきることは難しい。そのため9月のアメリカ戦からハイプレスを戦術の軸としているが、23日のグループステージ初戦ドイツ戦でその作戦はハマるのだろうか。それとも新たな作戦を用意しているのか、注目だ。

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