リーダーとなって守備陣をけん引したフィリップス 持ち味生かしたファイターはリヴァプールで生き残れるか

完封したフィリップス photo/Getty Images

カラバオカップの3回戦で先発

リヴァプールはカラバオカップの3回戦でダービーと対戦。互いにゴールは生まれないまま90分が終了し、PK戦の末にリヴァプールが勝利した。この試合でセンターバックで先発して守備陣のリーダーとなった男がナサニエル・フィリップスだ。

この試合でジョー・ゴメスとともにセンターバックで出場したフィリップス。プレミアリーグ第2節のクリスタルパレス戦以来となる先発出場だったが、3部のダービー相手に安定した守備を披露。データサイト『SofaScore』でもクイヴィン・ケレハーに続く評価点(10点満点)「7.9」となっている。

強靭なフィジカルと対人守備で相手を抑え続けたフィリップスは、同サイトによれば、今節のクリア数とタックル数で「5」を記録。持ち味を前面に生かした守備で相手を封じ切ると、5度のデュエルをすべて勝利しており、14度の空中戦にも勝利数「9」とリーグの違いを見せつけた。
フィルジル・ファン・ダイクやジョエル・マティプ、イブラヒマ・コナテらの守備陣をそろえるリヴァプールでなかなか出場機会は得られないフィリップスだが、実力は十分に兼ね備えている。主力が大量離脱した19-20シーズンには守備のリーダーとして活躍し、チームを3位に導くなどプレミアリーグでも第一線で活躍できることを証明した。カップ戦からリヴァプールでさらなる活躍を見せられるだろうか。

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