契約解除条項は約30億円。バルセロナは新たな右SB探す 19歳の新星アルナウ・マルティネスとは何者か

バルセロナの下部組織で育ち、現在はジローナでプレイするアルナウ・マルティネス photo/Getty images

右SBの獲得はマストだ

ロベルト・レヴァンドフスキをはじめとする実力者を夏の移籍市場で獲得したバルセロナ。残念ながら今季のCLはグループステージ敗退となってしまったが、確実にスカッドの厚みは増した。

そんなバルセロナは冬の移籍市場でも補強したいと考えており、ポジションは中盤と右サイドバックの2つだ。中盤はおそらくアンカーであり、今季限りでクラブを離れる可能性が高いセルヒオ・ブスケッツの後釜となる。

右SBは今季これといった選手がいないポジションであり、2-0で勝利したアルメリア戦では本来左SBでプレイする左利きのアレックス・バルデが務めている。夏の移籍市場で本職のエクトル・ベジェリンを獲得したが、周囲を納得させるパフォーマンスを披露できていない。
ビジャレアルのファン・フォイスは右SBのターゲットだ。本職はセンターバックだが、右サイドでもプレイ可能であり、堅守を披露する。しかし安価での獲得は難しく、高額な移籍金の設定額が獲得の障壁になるだろう。

西『SPORT』によると、ジローナのDFアルナウ・マルティネスも候補の一人だという。

バルセロナの下部組織で育ち、ジローナでトップチームデビューを果たしたマルティネス。19歳と若い選手だが、今季右SBとしてリーグ戦10試合に出場して2ゴールを記録している。

右SBだけでなくCBでもプレイできるユーティリティ性を持っており、ここまで2ゴールを挙げるなど攻撃性能も高い。SBとして182cmの長身は武器であり、空中戦で弱さを見せることはない。

同メディアによると、2000万ユーロ(日本円にして約30億円)の契約解除条項が設定されており、冬の移籍市場で安価な補強を進めたいバルセロナとしても問題なく獲得できる数字だ。本人もバルセロナ復帰を希望しており、冬の移籍市場で再会することになるのだろうか。

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