マンUの18歳FWガルナチョがトップチーム初ゴールを記録 左WGのポジション争いに名乗りを上げる

見事なゴールを決めた photo/Getty Images

ELでは2試合連続の先発出場となったガルナチョ

4日に行われたヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦で0-1の勝利を収めたマンチェスター・ユナイテッド。下部組織出身の18歳FWアレハンドロ・ガルナチョがトップチームでの初ゴールを記録している。
 
先月28日のELシェリフ・ティラスポリ戦では、左ウイングのポジションでトップチーム初先発を飾り、自らの持ち味を存分に発揮したガルナチョ。ゴールやアシストといった結果は残すことはできなかったが、彼の積極果敢なプレイには多くの称賛が集まった。
 
その後、31日のプレミアリーグ第14節ウェストハム・ユナイテッド戦では出番が訪れなかったものの、今回のソシエダ戦で再び彼はスタメン入り。シェリフ戦のようなパフォーマンスを見せられるのか要注目となった。
 
まずは14分、左サイドでボールを持ったガルナチョがチャンスを作る。ドリブルで自ら持ち上がると、カットインから中央でフリーになっていたFWクリスティアーノ・ロナウドへパス。しかし、ここは両者の息が合わず、ボールはそのままゴールラインを割ってしまった。
 
歓喜の瞬間が訪れたのは、その3分後。GKダビド・デ・ヘアのロングボールをMFブルーノ・フェルナンデスがヘディングで落とすと、これを収めたロナウドが左サイドへスルーパス。ガルナチョがスピードを落とさずにボックス内へ侵入すると、左足のシュートで相手キーパーの肩口を射抜き、チームに先制点をもたらした。
 
その後も彼は何度かソシエダディフェンス陣を脅かしたが、スコアは0-1のまま前半が終了。後半に入るとチーム全体としてあまりチャンスを作ることができず、ガルナチョは82分に交代した。
 
マンUはグループステージ1位通過のためになんとしても追加点が欲しいところだったが、終盤のパワープレイも実らず、グループ2位が確定。決勝トーナメント進出を懸けたプレイオフへと回ることになってしまったが、若きガルナチョがチームを勝利に導いたことはプラスに捉えられるだろう。
 
今季のマンUはFWマーカス・ラッシュフォードとFWジェイドン・サンチョが左WGのポジションを争っているが、ラッシュフォードはセンターフォワードも兼任している状態で、最近は今回のソシエダ戦のようにトップ下での起用も増えている。さらに、体調不良で今回の遠征に参加しなかったサンチョはここのところ低調なパフォーマンスが続いている。
 
ガルナチョとしては左WGでの序列を一気に上げるチャンスであり、この勢いに乗って今後も結果を残していきたいところ。次はプレミアリーグでの好パフォーマンスにも期待だ。

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