アルゼンチン離れてMLSで“ニューカマー賞” 狙い通りに進んだ逸材・アルマダの挑戦

アトランタ・ユナイテッドヘ向かったアルマダ photo/Getty Images

MLSへ向かう南米のタレントは増えるだろう

アルゼンチン国内リーグから5大リーグへ向かい、さらにビッグクラブへとステップアップする。昔はそれが定番のルートだったかもしれないが、今は他にも選択肢がある。

5大リーグ挑戦が近いと噂されながら、今年2月にアメリカ・MLSに向かったアルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダ(21)は1つの例に挙げられる。

アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドで注目を集めたテクニシャンには欧州からの注目が集まっていたが、最終的に選んだのはMLSのアトランタ・ユナイテッドだった。今はアルゼンチン人選手がMLSヘ向かうケースが増えており、MLSを盛り上げるうえでアルゼンチン人アタッカーは欠かせない。
実際、今年のMLSではドリブル成功数TOP10に5人もアルゼンチン人選手が入っている。1位はミネソタ・ユナイテッドMFエマヌエル・レイノソ(134回)、4位にコロンバス・クルーのMFルーカス・セララジャン(81回)、6位にアルマダ(75回)、8位にFCシンシナティのMFルシアーノ・アコスタ(64回)、9位にアトランタ・ユナイテッドMFマルセリーノ・モレノ(60回)と、やはりアルゼンチン人選手のテクニックは本物だ。

アルマダは今年リーグ戦で6ゴール7アシストを記録し、MLSのニューカマー・オブ・ザ・イヤーも受賞した。今年9月にはA代表デビューも果たしており、MLS移籍の選択も間違ったものではなかったと言える。

21歳という年齢を考えれば、ここから欧州へ向かうこともできる。アルマダの成功を受け、今後アルゼンチンからアメリカへ渡るケースはさらに増加しそうだ。

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