攻撃だけでなく守備もピンチ “5試合で10失点”西紙はバルセロナの守備の脆弱性指摘

シャビ・エルナンデスでもバルセロナを再建させることは難しいのか photo/Getty images

よりレベルが上がった試合では良さを見せられていない

ラ・リーガでは首位レアル・マドリードに次ぐ好成績を残すバルセロナだが、CLではそうはいかない。バイエルン・ミュンヘン、インテルと同グループとなる死の組に入ってしまい、グループステージ第5節終了時点で1勝1分3敗の3位。決勝トーナメントへ進むことができなくなってしまった。昨季もバイエルンと同じ組になり、ベンフィカに決勝トーナメントへの道を譲っている。

ロベルト・レヴァンドフスキら即戦力の補強を今夏に見せたが、この成績はまずい。今後クラブに入る賞金にも影響するため、再び財政危機に陥るかもしれない。

西『MARCA』は前述した収益の減少など、グループステージ敗退における問題点を洗い出している。その中で出た意見としてあったのは守備の脆弱性だ。
CLでは現在第5節までが終了しており、バルセロナは10失点を喫している。かなり多い数字だ。リーグ戦ではレアルとのエル・クラシコまで複数失点していなかったが、バイエルンやインテルといった同格、もしくは格上を相手をする際はまだまだ物足りないチームということだ。

守備面の改善方法はいくつかあるが、まずはやはり補強だろう。とくに右サイドバックは急務であり、エクトル・ベジェリンではバイエルンを相手にするのは無理だと分かった。スピード不足が目立っており、以前の快足が武器だったベジェリンではなくなっている。

中盤の強度不足も気になる。より展開力に特化したセルヒオ・ブスケッツを起用しているが、アンカーの脇、ブスケッツが前に出た際のスペースなどカバーできていない場面が散見されており、冬の移籍市場で後継者の獲得は必須となるか。

互角、もしくは格上以上となると攻守両面でまだまだ足りない部分が多いバルセロナ。指揮官であるシャビ・エルナンデスの手腕を疑問視する声も多く、バルセロナは今後どのような道を進むのだろうか。

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