ファン・デ・ベークが約2ヵ月ぶりの復帰 意外と狙い目なマンUのトップ下

ファン・デ・ベークはここからチャンスをものにしていけるか photo/Getty Images

スタートダッシュには失敗したがまだここから巻き返せるはず

FWクリスティアーノ・ロナウドがメンバー復帰を果たし、今季公式戦3ゴール目を決めたヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポリ戦。負傷が続いていたMFドニー・ファン・デ・ベークが久々に出場するという出来事もあった。
 
オーレ・グンナー・スールシャール氏やラルフ・ラングニック氏がマンチェスター・ユナイテッドの指揮をとっていた昨季はエヴァートンへのローン移籍も経験したファン・デ・ベーク。今季はマンUに残り、アヤックス時代の恩師エリック・テン・ハーグ監督の下で戦っているが、なかなかコンディションが整わなかったこともあり、出場時間はわずか19分に留まっていた。
 
しかし、ファン・デ・ベークは今回のシェリフ戦で9月2日のレスター・シティ戦以来となるメンバー入りを果たしており、79分から途中出場。トップ下の位置に入ってプレイした。88分にはMFブルーノ・フェルナンデスのクロスにファーで合わせ、あと一歩でゴールという場面も作ったが、大きなインパクトは残せないまま試合終了を迎えている。
 
ファン・デ・ベークはこの試合後、Twitterを通して「良い気分だ。復帰できたし、再びストレットフォード・エンド(ホーム側のゴール裏スタンド)の前でプレイできたからね」とメッセージを発信。まずは久々にオールド・トラッフォードでプレイできたことに喜びを見出している。
 
しかし、中盤にはB・フェルナンデスやMFクリスティアン・エリクセン、MFカゼミロ、MFスコット・マクトミネイ、MFフレッジなどといったライバルたちがおり、今季出遅れてしまったファン・デ・ベークは現状この中で序列が一番下と言わざるを得ない。ここから出場機会を増やしていくには、練習や試合でかなりのアピールが必要だろう。
 
その一方、エリクセンが2列目ではなく3列目を主戦場としていることや、B・フェルナンデスが試合途中にサイドへポジションを移すパターンが定着していることはファン・デ・ベークにとってプラスになる。コンディションさえ維持できれば、今回のような後半途中からのトップ下での出場が彼にとっては狙い目となるはずで、その少ないチャンスをなんとかものにしてほしいところだ(データは『WhoScored.com』より)。

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