「最高のメッシが帰ってきた」とスペインメディアは称賛 16試合11ゴール12アシスト記録する男は年齢さえも超越する

パリ・サンジェルマンで躍動するリオネル・メッシ photo/Getty images

今季はクラブ、代表での活躍に期待だ

一時代を築いたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド。どちらも素晴らしいアタッカーとして知られており、メッシがバルセロナに、ロナウドがレアル・マドリードに在籍していた際のエル・クラシコは今以上の盛り上がりだった。

それを証明するのがバロンドールの受賞歴だろう。フランスメディアが主催する最も名誉ある賞であり、2022年はレアルのカリム・ベンゼマが受賞した。

メッシとロナウドがバロンドールを奪い合っていたのは2008年からだ。その年は当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたロナウドが受賞し、2009年はメッシが取り返した。その後は4年連続でメッシが受賞したが、2013年はレアルへ移籍したロナウドが受賞している。2008年から2017年までこの2人が賞を独占しており、サッカー界をけん引した。
しかしメッシが35歳、ロナウドが37歳と大ベテランの域に突入すると、さすがにピークを維持するのは難しく、ロナウドのユナイテッドでの状況は良くない。今季はリーグ戦で1ゴールのみと厳しく、プレイタイムも伸びていない。より運動量を求められる現代フットボールはベテランにとって厳しい環境になっている。

ただメッシに関しては例外かもしれない。パリ・サンジェルマンではある程度、守備が免除されているとはいえ、今季の数字は素晴らしい。リーグやCL合わせて16試合に出場しており、11ゴール12アシストの大暴れだ。PSG初年度だった昨季は34試合11ゴール15アシストを記録しており、今季は10月時点でその数字に届きそうな勢いだ。

西『MARCA』は「最高のメッシが帰ってきた」と今季の活躍を取り上げている。とくに直近のCLマッカビ・ハイファ戦では2ゴール2アシストと計4得点に関与しており、7点での大勝を記録したチームを支えている。

今季は11月からワールドカップ・カタール大会が開催される。怪我などのアクシデントがなければメッシはアルゼンチン代表の中心としてまずはサウジアラビア、メキシコ、ポーランドとのグループステージに臨むことになる。メッシはこれまでW杯での優勝がなく、最高成績が2014年ブラジル大会での準優勝だ。アルゼンチン代表は直近のコパ・アメリカを制するなどチームとして成熟しており、今度こそ優勝となるのだろうか。

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