トップチームよりも先に北アイルランド代表デビューを飾った逸材 シティで期待される18歳シェイ・チャールズの魅力

マンチェスター・シティのアカデミーに所属しているシェイ・チャールズ photo/Getty images

どんな選手に育つのか

マンチェスター・シティのアカデミーは近年結果を残しており、多くの選手が各チームのトップチームでプレイしている。フィル・フォーデンがその筆頭で、プレミアであればGKギャヴィン・バズヌ、MFロメオ・ラヴィア、FWサミュエル・エドジーらが出場機会を得ている。

そんな彼らに続くと期待されているのがMFシェイ・チャールズである。18歳の若手で、今季はU-21のチームが戦うプレミアリーグ2でプレイしている。

彼が注目されたのはクラブではなく、代表でのことだ。すでに北アイルランドのフル代表としてデビューしており、6月のUEFAネーションズリーグ、ギリシャ戦で初出場を飾ると、その後のキプロス戦、コソボ戦、キプロス戦の計4試合で起用されている。クラブでのトップチームデビューはまだだが、先にフル代表として活躍しているのだ。
「最高だよ。そもそも呼ばれると思ってなかった。6月には4試合すべてに出場したし、僕にとってとても大きな経験になったよ」

英『Manchester Evening News』ではフル代表デビューを飾ったチャールズが当時の心境を語っている。同メディアによると、北アイルランド代表は5月に若い世代をフル代表のトレーニングキャンプにかなりの数を呼んでおり、チャールズはその中から引き上げられた数名の一人だという。どうやらジョゼップ・グアルディオラ含むシティのコーチ陣からポジティブな報告があったようで、フル代表に上り詰めることができたようだ。

「ポジションを変えられることはいいことだと思う。センターバックやサイドバック、中盤でもプレイしたことがある。一番好きなポジションは守備的MFかな。自分は賢いと思っているから、よりゲームをコントロールできるような気がするんだ」

その中でチャールズはポジションについても話しており、シティらしいユーティリティ性の持ち主であることが分かる。本職は守備的MFのようで、ロドリやカルヴィン・フィリップスの後釜としてクラブでは考えられているのか。

18歳ながらU-21のチームではキャプテンを務めるチャールズ。今後はトップチーム、もしくはレンタル先のクラブで出場機会を得ることになる。ラヴィアのように優秀な選手であっても、トップチームの戦力によってはプレイタイムを得るのは難しいだろう。本人は「プレイし続けたい」と話しており、今後の決断に注目だ。

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