PSV戦でのアーセナルを海外メディアはどう評価する? 右SB先発の冨安を“勝者”として称賛、敗者には3人の名前

海外メディアから称賛される冨安健洋 photo/Getty images

現在ELは全勝中だ

21日にEL第2節延期分のアーセナル対PSVの一戦が行われ、1-0でアーセナルの勝利となった。アーセナルはこれでグループステージは4戦全勝と好調を維持しており、プレミアリーグ同様素晴らしい成績を残した。

英『football.london』では勝ち点3を獲得したPSV戦を分析しており、アーセナル内で活躍した選手を「Winners(勝者)」と「Losers(敗者)」の2つに分けて紹介している。

まず「Winners(勝者)」はゴールを決めたグラニト・ジャカ、その得点をアシストした冨安健洋、そして指揮官のミケル・アルテタの3名が選ばれた。
ジャカはよりチームで際立つ存在となっており、今季はELとプレミア合わせて6得点に関与している。左足から放たれる強烈なミドルシュートだけでなく前線への飛び出しもチームの攻撃を支えており、何より今季は安定感がある。イエローカードも2枚に抑えており、ベテランとして成熟している。

冨安はプレミアでのリヴァプール戦から出場機会を増やしており、現在2試合連続スタメンだ。堅実な守備はもちろんのこと、PSV戦ではアシストを記録し攻撃面で違いを作れることも証明した。最終ラインであればどのポジションでもハイレベルのパフォーマンスを提供できるのが冨安の強みであり、このまま怪我なくシーズンを戦い抜けるか。

アルテタは就任序盤こそ批判も多かったが、今ではアルテタを称賛する声が多い。実際今季はプレミアとELで好成績を残しており、実力に疑いの余地はない。

「Losers(敗者)」も3人選出されており、キーラン・ティアニーとファビオ・ビエイラ、アルベール・サンビ・ロコンガの名前が挙げられた。

ティアニーやビエイラは他の試合で結果や実績を残しているが、サンビ・ロコンガは少し心配だ。選手の適性もあるといえるが、比較されることが多いトーマス・パルティとクオリティに差がありすぎる。中盤の底というよりもより前のインサイドハーフがベストポジションであると感じることが多く、配球といった攻撃面は悪くない。守備時のポジショニングが壊滅的であり、アルテタの今後の起用に期待だ。

チーム内でのネガティブな要素がほとんどない今季のアーセナル。リーズ戦のような難しいゲームでも勝ち点3を獲得しており、勝負強さを見せている。今季はシーズン中にワールドカップ・カタール大会が開催される例年とは違ったシーズンとなるが、このまま走り切ることはできるのだろうか。

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