フランスからワールドクラスの右SBを リヨンで伸びる“19歳”のグストが面白い

リヨンでプレイするグスト photo/Getty Images

4年後のW杯では主力に?

ワールドカップ連覇を目指すフランス代表は現代屈指のタレント集団ではあるが、右のサイドバックは1つの課題かもしれない。

左ではミランで活躍するテオ・エルナンデスが超攻撃的サイドバックとして評価を高めており、今のエルナンデスはワールドクラスのサイドバックだ。

一方の右サイドは、エルナンデスほど攻撃面を評価されている選手は見当たらない。バイエルンに所属するバンジャマン・パヴァール、今年に入って代表デビューを果たした遅咲きの30歳MFジョナタン・クラウス(マルセイユ)をサイドバックに回す手もある。
クラウスは昨季リーグ・アンで11アシストを記録するなど攻撃の才能を持つ選手ではあるが、30歳と中堅世代だ。ワールドカップは今回限りとなる可能性も考えられる。

4年後のフランスで楽しみなのが、リヨンで主力を務める19歳のマロ・グストだ。すっかりリヨンの主力となっているグストはU-21フランス代表にも名を連ねる右サイドバックで、高い身体能力で攻守両面のバランスを取れる選手だ。

今季も全体的に安定した数字を残しており、チーム3位のタックル成功数(21回)、3位のインターセプト数(16回)、チーム4位となるドリブル成功数(11回)、3位のチャンスメイク数(15回)を記録。まだ19歳ということを考えれば、数年後が楽しみな選手だ。

いずれA代表にも入ってくるだろう。左のエルナンデス、右のグストといった組みあわせも面白く、グストも2年後のEURO2024くらいにはA代表の右サイドを争う存在となっているかもしれない。ワールドクラスの右サイドバック誕生に期待がかかり、グストの2年後が楽しみだ。

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