カゼミロよりマクトミネイを優先起用しているテン・ハーグ 「選択の余地がない」とその理由を明かす

シティ戦も途中出場となった photo/Getty Images

これまでは途中出場がほとんどとなっているカゼミロ

6000万ポンド(約98億円)+ボーナス1000万ポンド(約16億円)という移籍金でレアル・マドリードからMFカゼミロを獲得した今夏のマンチェスター・ユナイテッド。しかし、彼がマンUに来てから先発出場した試合はこれまでヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦のみとなっており、エリック・テン・ハーグ監督はその理由を明らかにしている。
 
2-1の勝利をあげたプレミアリーグ第3節リヴァプール戦以降、MFクリスティアン・エリクセンとMFスコット・マクトミネイの中盤コンビが定着したマンU。カゼミロは第4節サウサンプトン戦からメンバー入りを果たしているが、プレミアリーグではいまだ先発出場の機会が与えられていない。
 
英『Manchester Evening News』は、7日のELオモニア・ニコシア戦に向けたテン・ハーグ監督のコメントを紹介しており、そこでカゼミロの扱いに関する意図が明かされている。
 
「ヨーロッパリーグとプレミアリーグを区別するつもりはない。我々はすべての試合とカップ戦に勝たなければならない。だから、明日(オモニア戦)はベストメンバーで戦うよ」
 
「我々はこのチームとクラブに競争の文化を植え付けたいから、チームを構築する必要がある。私は以前、それがカゼミロとは何の関係もないことや、全てスコット(・マクトミネイ)に関係があることを述べた」
 
「話をまとめると、(4-0で)敗れたブレントフォード戦にまだ彼(カゼミロ)はいなかったし、カゼミロとサインした日に我々は(リヴァプール相手に)勝った。我々は6試合を戦って5勝し、その内の5試合でスコットはプレイした。唯一(0-1で敗れた)ソシエダ戦ではプレイしていない。私にとってそれは論理的なことであり、チーム内における競争でもある」
 
「私にとってこれは選択の余地がないことだ。彼(マクトミネイ)は本当に良くなったし、大きく成長した。カゼミロとは関係ない」
 
「カサ(カゼミロ)がとても重要な役割を果たすことは間違いない。彼の経歴や獲得してきたタイトルは全て知っているし、毎日のトレーニングを見れば彼がチームに貢献できることは分かる。このチームにおいて本当に重要な選手になるはずだ。そうなると確信しているよ」
 
マンUは先日行われたマンチェスター・シティ戦にもこれまで通りのスタメンで挑んでいるが、ここで6-3の大敗を喫しており、リーグ戦の連勝記録もストップした。これを機にテン・ハーグ監督の中でベストメンバーが変わったことも考えられるが、オモニア戦にはどのようなメンバーで臨むのか。

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