J1の4クラブに勝利と天皇杯で下剋上起こすヴァンフォーレ甲府 一発の強みを武器にクラブ史上初のタイトル獲得へ

天皇杯の決勝へと進出した甲府 photo/Getty Images

札幌、鳥栖、福岡、鹿島に勝利した

クラブ史上初の天皇杯決勝へと進出したヴァンフォーレ甲府。J2では18位と苦しむチームが、天皇杯では快進撃を見せている。

2回戦から参加している甲府は環太平洋大学を5-1と下し、3回戦で北海道コンサドーレ札幌と対戦。オウンゴールで先制点を許すものの、前半のうちに三平和司が2ゴールを決めて勝利してJ1クラブに勝利して番狂わせを起こした。

その勢いは止まらず、4回戦ではサガン鳥栖と対戦して前半から2点をリードする展開に持ち込む。ブルーノ パライバが2ゴールと松本凪生が得点を記録して3-1で鳥栖も撃破。続く準々決勝でもJ1のアビスパ福岡と対戦すると、三平がゴールを決めるものの、1-1のまま試合は延長へと突入する。97分に鳥海芳樹が決勝点を挙げてベスト4へと進出した。
迎えた準決勝の鹿島アントラーズ戦でも主力を先発させて挑んだ一戦は、鹿島にボールを持たれるものの、37分に宮崎純真が決勝ゴールで1-0と勝利。J1の4クラブにジャイアントキリングを起こして決勝の舞台へと進んだ甲府だが、三平をはじめにここぞの場面でFWの決定力が光り、多くの下剋上を起こしたのだ。

決勝は16日に日産スタジアムで行われる。サンフレッチェ広島とのクラブ初タイトルを懸けた一戦にFW陣の一刺しは見られるだろうか。

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