フォーデンの“真のポジション”を予想するペップとデ・ブライネ 提示されたいくつかの改善点

マンチェスター・ダービーで圧巻のパフォーマンスを見せた photo/Getty Images

すでに今季公式戦6ゴールを決めているフォーデン

先日行われたマンチェスター・ダービーにおいて、FWアーリング・ハーランドと共にハットトリックを達成したマンチェスター・シティの22歳FWフィル・フォーデン。彼は比較的ウイングの位置でプレイすることが多いが、同僚や監督はそのうち中央でプレイすることになると考えているようだ。
 
下部組織出身の逸材として期待され、シーズンを重ねるごとに存在感を増しているフォーデン。今夏にFWラヒーム・スターリングやFWガブリエウ・ジェズスがチームを去ったこともあり、今季はここまでリーグ戦8試合全てで先発起用されている。
 
英『Daily Mail』によれば、シティのチームメイトであるMFケビン・デ・ブライネが彼の将来のポジションについて言及。スタミナや継続性が身につけば、中央にポジションを移していくと考えているようだ。
 
「僕の意見としては、彼は最終的に中央でプレイすることになると思う。でも今この瞬間は、ウイングでプレイする方が彼にとって少しだけ良いかもしれない」
 
「彼が年を重ねてもっとスタミナがついてきたら、いずれはもっと中央でプレイするようになると思う。パフォーマンスにより継続性を持たせるためには、細かいことが大事なんだ」
 
また同メディアによれば、ジョゼップ・グアルディオラ監督もこの意見に同意。中央でプレイすることの難しさを指摘している。
 
「ケビンには賛成だ。しかし、中央でプレイするにはもう少し注意を払う必要があるし、(彼は)まだ成長しなければならない部分がある。彼はサッカーにおいて信じられないほどの天性の直感を持っているが、中央でプレイする時は周りで起こることに注意を払わなければならない」
 
「ウイングはもっと簡単だ。中央では様々なことが起こる。特にボールのないところでね。彼が改善する必要があるのはこの点だが、それは普通のことだ。彼の若さと学ぶ意欲があれば間違いなくできるようになるだろう」
 
たとえウイングに専念したとしても、順調にいけば世界屈指のプレイヤーとして名を馳せるであろうフォーデン。しかし、デ・ブライネやMFベルナルド・シウバといった偉大な先輩たちの後を継いでいくと考えれば、中央でのプレイに順応していくことは彼にとっての必須課題と言えるだろう。

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