C・ロナウドは今も“ポルトガル1番手FW”なのか 止まらぬEURO2024への野望「まだ終わっていない」

ポルトガル代表で戦い続けてきたロナウド photo/Getty Images

今年のW杯だけでは終わらない

今季は開幕からスタメンを外れる機会が増えるなど、マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウドは出遅れている。長らくサッカー界を引っ張ってきたリオネル・メッシとロナウドが衰える姿は想像しづらいものがあったが、さすがのロナウドも37歳。鉄人級のフィジカルの持ち主ではあるが、衰えてもおかしくない年齢ではある。

だが、ロナウドはまだキャリアを終わりにするつもりがないようだ。ポルトガル『zerozero』などによると、ロナウドは2年後のEURO2024への野望を口にしている。

「代表チームでの僕の道はまだ終わっていない。今のポルトガルにはクオリティの高い若手が多い。僕もワールドカップに出場するし、EUROにも行きたい」

ロナウド擁するポルトガルは2016年のEUROを制しているが、それだけで満足しないところがロナウドなのだろう。以前よりフィジカル的には40代でもプレイできるのではと考えられてきただけに、体力的にEURO2024を目指すのも不可能ではないか。

とはいえ、ロナウドの言葉通り今のポルトガルは若手が育っている。過去にないほどの競争力があり、EURO2024を目指すのであればロナウドもクラブできっちりとアピールしなければ生き残れないだろう。

2カ月後に迫るワールドカップも同様だ。今月の代表メンバーにもロナウドは選ばれており、この4年間は常にロナウドを中心にチームを回してきた。今はマンUで結果が出ていないが、代表メンバーから外すのはかなり勇気のいる決断だ。今大会まではロナウド中心でいく可能性が高い。しかし、マンUで結果が出ていないとなれば一部のサポーターはロナウドのスタメン固定に納得しないだろう。まずはワールドカップへ向けてマンUで得点数を増やす必要がある。

近年もロナウドには何度か衰えを指摘する声があったが、それを毎回跳ね返してきた。スタメンにすら入れないほど苦戦しているのは今季が初と言っていいが、今回も衰退説を消し去ってカタールへ向かうのか。まだモチベーションが消えていないロナウドがどう挽回してくれるのか楽しみだ。

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