プレミア最下位のクラブでも出番なし レスターで“マグワイアの穴を埋めた”トルコ代表DFの現在地

レスターで出番のないチャグラル・ソユンク photo/Getty images

今季は一度も起用されていない

15-16シーズンにプレミアリーグを制覇し、その後積極的な選手の売却・獲得を見せてクラブを大きくしたレスター・シティ。20-21シーズンはプレミア5位でのフィニッシュに加え、FAカップを制するなど充実したシーズンとなった。

しかしその勢いは衰えを見せており、今季は開幕から6試合未勝利。現在はリーグ最下位に位置している。

勝てないチームになった要因はいくつかあるが、一つは補強の失敗だ。ここまでのレスターを支えたのは間違いなく、的確な補強であり、今ではマンチェスター・シティやチェルシーで戦うスタープレイヤーを発掘してきた。そこで得た資金をもとに次のスタープレイヤーを獲得したが、これが上手くいっていない。今季1度もリーグ戦で起用されていないDFチャグラル・ソユンクもその一人だ。
ドイツのフライブルクで名を揚げ、2018年からレスターでプレイするソユンク。当時主力だったハリー・マグワイアがマンチェスター・ユナイテッドに移籍したことで出場機会が増加。5位でフィニッシュした19-20シーズン、20-21シーズンは主力としてピッチに立ち、マグワイアが抜けた穴を埋めている。

まだ26歳とこれからの選手であり、評価は非常に高かった。レアル・マドリード行きも噂されるようになり、マグワイアに続いてステップアップかと思われたが、今季はここまで出場がない。

英『90min』によると、ソユンクは母国トルコへ戻る可能性があるようだ。ガラタサライが興味を示しており、トルコの移籍市場は8日に閉じるためまだ移籍が可能だ。

今季のレスターはジョニー・エヴァンズとウィルフレッド・ディディがCBを務めており、ソユンクは完全に干されてしまっている。確かにパフォーマンスレベルの低下は気になるが、本職のディディに負けるほどではない。まだ26歳とこれからの選手なだけにトルコに戻ることになれば残念だ。

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