ミランが1点差で逃げきったミラノダービー 勝ち点数を大きく左右している守護神メニャンのビッグセーブ

後半にメニャンがビッグセーブを連発した photo/Getty Images

昨季に続き、メニャンの存在は大きい

ミランが1点差で逃げきったミラノダービー 勝ち点数を大きく左右している守護神メニャンのビッグセーブ

昨季に続き、メニャンの存在は大きい

先日行われたセリエA第5節では、昨季王者のミランと昨季2位のインテルが早くも対戦。GKマイク・メニャンのビッグセーブなどもあり、最終的に3-2でミランが逃げ切る結果となった。

昨季リーグ王者のミランは開幕から好調を維持しており、ここまでの4試合で2勝2分、勝ち点8を獲得し、この試合に臨んだ。一方、昨季2位のインテルは3勝1敗の勝ち点9でスタート。ミランをわずかに1ポイント上回っており、この試合に勝ってさらにミランを突き放したいところだった。

試合はインテルがMFマルセロ・ブロゾビッチのゴールで先制する展開となったものの、その後にFWラファエル・レオンが2ゴール1アシストを記録し、ミランが2点をリード。ところが、67分に途中出場のFWエディン・ジェコが1点を返し、インテルの追い上げムードが高まった。

ミランにとっては嫌な流れとなったが、これを食い止めたのが守護神メニャンだった。70分に目の前から放たれたFWラウタロ・マルティネスのヘディングシュートを防ぐと、74分にはジェコのグラウンダーのミドルシュートを足でセーブ。77分には、MFハカン・チャルハノールの素晴らしいミドルシュートを枠外に弾き、ミランが1点のリードを守りきった。

前々節のボローニャ戦、前節のサッスオーロ戦と2試合連続でクリーンシートを達成していたメニャン。特に前節のサッスオーロ戦では、PKをストップする活躍でチームに勝ち点1をもたらしていたが、今回もそれに匹敵するほど価値のあるセーブを連発した。

メニャンのビッグセーブ連発がなければ、ミランの勝ち点3が勝ち点1や0になっていた可能性もあるこの一戦。昨季のミラノダービーの戦績は1勝1分でミランが勝ち越しており、ここで生まれた勝ち点差がリーグ戦の順位にもそのまま反映。ミランは最終的に勝ち点86を獲得しており、勝ち点84のインテルをわずかに2ポイント上回ってリーグ優勝を成し遂げている。

今季もその法則があてはまるとは限らないが、ミランがリーグ戦においてインテルを一歩リードしたことは間違いない。第7節にナポリ戦、第9節にユヴェントス戦と、リーグ優勝を争うクラブとの試合が比較的短い間隔で続くが、ここでも今回と同じようなメニャンのビッグセーブに期待したいところだ。

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