マンUの右SBは好パフォーマンス継続中 補強なしの決断がダロト覚醒を促すか

レスター戦で好プレイを見せたダロト photo/Getty Images

開幕から5試合連続スタメン出場中

3連勝と復調の気配を見せるマンチェスター・ユナイテッドにおいて、5試合連続のスタメン出場を続けているDFディオゴ・ダロト。ここ数試合は攻守において好プレイを見せており、直近のレスター・シティ戦でも勝ち点獲得に結びつくプレイを見せた。

キャプテンのDFハリー・マグワイアやDFルーク・ショーが、DFラファエル・ヴァランやDFタイレル・マラシアに取って代わられている中、新戦力DFリサンドロ・マルティネスと共に、マンUのDFラインを支え続けているダロト。前節のサウサンプトン戦では、右サイドからのクロスでMFブルーノ・フェルナンデスの決勝点をアシストしており、チームの勝ち点3獲得に大きく貢献している。

今回のレスター戦も、サウサンプトン戦に続いて0-1での勝利となったが、ここでもダロトは得点の起点となっている。相手GKダニー・ウォードのロングキックを右サイドの低い位置で冷静に処理したダロトは、前線にいたMFブルーノ・フェルナンデスへと縦パスを送る。そこからFWマーカス・ラッシュフォード、FWジェイドン・サンチョへと繋がり、このゴールが決勝点となった。

後半には相手左ウイングのFWハーヴェイ・バーンズと1対1の場面を迎えたものの、絶妙な間合いを保ちながら、タイミングを見計らったスライディングタックルでクロスを阻止。素晴らしい対応で相手に決定機を作らせなかった。

今夏は、ドルトムントのDFトマ・ムニエや、バルセロナからミランへのローン移籍が決まったDFセルジーニョ・デストなどといった右サイドバックの補強も噂されていたマンU。結局補強は行われなかったが、ダロトがこのパフォーマンスを継続できれば、クラブのこの決断が間違っていなかったことを証明できるはず。

バックアッパーとなっているDFアーロン・ワン・ビサカは、守備では素晴らしいプレイを見せるものの攻撃での貢献があまり期待できない。テン・ハーグ監督はダロトの方を好んで起用しており、彼にはより多くの稼働も求められるはずだ。

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