“シティとの差は何百マイルもある”とOBが古巣に檄を飛ばす  リヴァプールはすでに優勝戦線から離脱してしまったのか

マンチェスター・ユナイテッド戦に敗れたリヴァプール photo/Getty images

難しい序盤戦となっている

まだリーグ戦が始まって3試合しか消化されていないが、今季のリヴァプールはプレミアリーグの優勝候補ではないかもしれない。

昨季はマンチェスター・シティとの熾烈なリーグ戦でのデッドヒートを繰り広げ、2位でシーズンを終えたリヴァプール。CLではバイエルン・ミュンヘンを破ったビジャレアルを倒し、ファイナルの切符を掴んだ。残念ながら決勝ではレアル・マドリードに敗れたが、どのコンペティションに出場しても優勝の可能性がある強力なチームだった。

しかし22-23シーズンはその姿がない。シティとのコミュニティシールドは勝利したが、プレミア開幕戦フラム戦で引き分け、続くクリスタル・パレス戦もまさかのドロー。23日開催のマンチェスター・ユナイテッド戦では公式戦直近4連勝中だった相手に敗れ、未だにリーグ戦で白星がない。
「リヴァプールは(ユナイテッドとの)ダービーの準備ができていなかった。それは許されないことだ」

「シティのクオリティは知っている。その差はとてつもなく大きい。彼らは非常に高い基準を設定しているが、リヴァプールは何百マイルも離れてしまっている」

英『Daily Mail』で古巣にこのような檄を飛ばすのはジェイミー・キャラガー氏だ。リヴァプールの不甲斐ないパフォーマンスを嘆いており、タイトルを争うシティとの差はとてつもなく大きいとコメントしている。

シーズン序盤にしてこの怪我人の多さはどのクラブでも対処できない。ディオゴ・ジョタ、チアゴ・アルカンタラ、ジョエル・マティプと核となる人物が複数欠けており、ユナイテッド戦での中盤はジョーダン・ヘンダーソン、ジェムズ・ミルナー、ハーヴェイ・エリオットとなかなか見ることのない組み合わせだった。案の定機能しておらず、中盤補強の必要性を再確認することに。

予想外だったのはサディオ・マネの抜けた穴の大きさだ。ロベルト・フィルミーノ、ジョタ、ダルウィン・ヌニェスの3人で埋まると考えられていたが、現状埋まっていない。ジョタの離脱は予想外だったとはいえ、ヌニェスがリヴァプールにフィットするにはまだまだ時間がかかりそうだ。

昨季リーグ戦で2敗しかしていないリヴァプールだが、3節にして黒星を喫してしまった。フルメンバーが揃えば強いのは近年証明されているが、上位を走るアーセナルやシティに後ろから追いつくことはできるのだろうか。

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