ヴェルナー復帰もライプツィヒ未勝利、シック不発でレヴァークーゼン3連敗…… ブンデスが早くも荒れている

レヴァークーゼンは大きくつまずいた photo/Getty Images

またバイエルンの独走になる可能性も

王者バイエルンを追いかけるのはどのクラブか。これはブンデスリーガのテーマだが、今季は開幕から荒れている。

ドルトムントは第3節のブレーメン戦こそ大逆転負けで落としたが、開幕3試合の成績は2勝1敗と決して悪くない。

一方で大きく出遅れたのが昨季3位のレヴァークーゼン、4位のライプツィヒだ。レヴァークーゼンは今節のホッフェンハイム戦を0-3で落としており、何と開幕から3連敗。1ゴール6失点と良いところがない。
前線には昨季24ゴールを挙げたチェコ代表FWパトリック・シックが構えているが、26歳のシックは2020-21シーズンを9ゴールで終えている選手でもある。昨季は本格ブレイクのシーズンになったものの、それを継続できるか未知数なところもある。相手から警戒される今季は真価が試されるが、ここまで3試合でノーゴールだ。

他にも昨季13ゴール12アシストのムサ・ディアビ、今夏に加わったチェコ代表期待のFWアダム・フロジェク、イラン代表のサルダル・アズムンなど前線には各国代表クラスの実力者が揃うが、今季唯一の得点を決めているのはMFチャルレス・アランギスだ。開幕3試合でFWに1つも当たりが出ていないのは気にかかる。

ライプツィヒはチェルシーからFWティモ・ヴェルナーが復帰したが、ここまで2分1敗と出遅れている。ヴェルナーは第2節のケルン戦で1得点決めているものの、まだ本調子とは言えないだろう。第3節のウニオン・ベルリン戦は相手に潰され、ライプツィヒ攻撃陣は沈黙。

逆に相手のカウンターの餌食となり、相手の強力2トップであるジョルダン・シエバチュとシェラルド・ベッカーにゴールを決められてしまった。ウニオン・ベルリンの堅守速攻が効いていたのは確かだが、中堅クラブ相手にこうしたカウンターから崩されるシーンは減らしていかなければならない。

両クラブは選手層的にバイエルンに喰らいついてほしいが、開幕ダッシュには失敗してしまった。このままではドルトムントくらいしか追いかけるチームがなさそうだが、今季もバイエルンの独走を許すのか。

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