アーセナル2列目に“黄金期”がくる サカ、スミス・ロウに続くマルティネッリ覚醒の予感

アーセナルの左サイドで躍動するマルティネッリ photo/Getty Images

開幕2ゴールと絶好調

最近のアーセナルは毎シーズンのように大きく飛躍するヤングスターが出てくる。前線ではブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウといった選手たちがそうだ。彼らはここ1、2年で世界的に有名なアタッカーとなった。

ならば今季は誰がブレイクするのか。早くも可能性を感じさせているのは、左サイドから仕掛ける21歳のガブリエウ・マルティネッリだ。

マルティネッリはアーセナル加入当初から才能を披露しており、2019-20シーズンには国内カップ戦も合わせてシーズン10ゴールを記録。しかし続く2020-21シーズンは膝の怪我でシーズン2ゴールに留まり、昨季も前半戦は思うように出番を増やせず6ゴールで終えた。ここ2シーズンは思うようにプレイ出来ていなかった印象だ。
対して今季のスタートは違う。開幕戦のクリスタル・パレス戦、第2節のレスター・シティ戦で1ゴールずつ挙げ、これ以上ないスタートだ。レスター戦ではチェルシーが目をつけるDFウェスレイ・フォファナを翻弄しており、その能力の高さを存分にアピール。守備に走れる点も魅力で、このまま今季を駆け抜けられればサカやスミス・ロウと同等の評価を得るようになるかもしれない。

今夏に同じブラジル人FWガブリエウ・ジェズスが加入した影響も大きいだろう。プレミアリーグでの経験も豊富なジェズスは良き先輩であり、色々とアドバイスをもらえるはず。

左サイドから仕掛ける姿勢から、クラブのレジェンドであるティエリ・アンリと比較する声もある。マルティネッリまで覚醒となれば、アーセナルの2列目はいよいよ黄金期だ。

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