スタメン10人は“180cm台” スパーズに揃うコンテが求めるファイターたち「フィジカルが強く……」

トッテナムは旋風を起こせるか photo/Getty Images

プレミアを戦い抜くために必要なパワー

「陣容を見たとき、最初に印象的だったのは選手たちのサイズだ」

今季のトッテナムについてそう語ったのは、クラブOBレドリー・キングだ。

アントニオ・コンテ率いる現在のトッテナムは、何も190cm超えばかりが揃う巨人軍団というわけではない。しかし、開幕節のサウサンプトン戦ではスタメンのうち10人は180cmを超えていた。180cm以下だったのは、左のウイングバックに入ったライアン・セセニョン(178cm)だけだ。

英『Daily Mail』によると、チームの構成についてコンテはこう答えている。

「選手たちにはクオリティが必要だ。それと同時に、強靭なフィジカルと豊富な運動量も必要なんだ。このリーグは非常に難しく、他のリーグとはすべてが異なるからだ。我々にはクオリティある選手が必要ではあるが、フィジカルが強くて多くの距離を走れる選手が必要なんだ」

背の高さに特別なこだわりはないのだろうが、コンテがプレミアリーグ特有のフィジカルバトルに勝てる選手を求めているのは確かだろう。スピード、運動量、そして球際の強さ、これらを備えた選手を探した結果、180cm台の選手が増えたということか。

今夏に獲得した選手でも、ミドルズブラから加えたDFジェド・スペンスも184cmとサイドバックにしては大柄だ。エヴァートンから加えたブラジル代表FWリシャルリソンも184cm、MFイヴァン・ペリシッチは186cm、ブライトンから加えたMFイヴ・ビスマは182cm、バルセロナから加えたDFクレマン・ラングレもセンターバックとしては特別大きい方ではないが、それでも186cmはある。

同メディアは、こうした傾向からMFジオヴァニ・ロ・チェルソやハリー・ウィンクス、ブライアン・ヒルといった技巧派プレイヤーがコンテの構想から外れたのではないかと見ている。今のトッテナムはコンテ好みのファイトできる集団へとなりつつあるのだ。

中盤でもハードワークできる185cmのピエール・エミール・ホイビュルク、今冬にユヴェントスから加えたロドリゴ・ベンタンクール(187cm)が揃い、前線3トップの一角に入るFWデヤン・クルゼフスキは186cm、ソン・フンミンは183cm、ポスト役もこなすハリー・ケインは188cmとまずまずサイズがある。

例外はサウサンプトン戦で途中出場した172cmのFWルーカス・モウラくらいか。ハードに戦い、そこにテクニックなどクオリティをプラスして勝利をもぎ取る。コンテが描くプレミアリーグでの戦いはこんなところだろうか。今季のトッテナムは攻守の切り替えの激しいパワフルなフットボールを展開してくるはずで、コンテ好みの戦う集団になった時にどんな景色が広がるのか楽しみだ。

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