総移籍金額は“1億ユーロ超え”でも5大リーグは未挑戦 36歳の今年も20ゴールと衰えぬフッキの脅威

母国ブラジルで結果出し続けるフッキ photo/Getty Images

今年も32戦20ゴール

36歳になっても衰えの兆候は見られない。今年も順調にゴールネットを揺らしているのは、ブラジルのアトレチコ・ミネイロに所属するFWフッキだ。

昨年はブラジル国内リーグ得点王&MVPを獲得する大活躍だったが、今年に入ってからも32試合で20ゴールを記録。国内リーグでの得点ペースは昨年に比べると緩やかだが、今年は出場しているリベルタドーレスでも4ゴールを挙げるなど、ここぞという場面できっちりと結果を出している。チームもベスト8まで駒を進めており、フッキのおかげでチームは大きな成功を収めている。

この活躍から、英『Sportbible』は改めてフッキを欧州5大リーグで見れなかったことを嘆いている。何度か移籍のチャンスはあったはずだが、フッキは日本のJリーグ、ポルトガル、ロシア、中国、そしてブラジルと、5大リーグへ挑戦しないまま36歳を迎えてしまった。
5大リーグへ移籍しなかった選手としては珍しい例かもしれないが、フッキに対して支払われた移籍金合計額は1億ユーロを超えている。東京ヴェルディからFCポルトへ移籍する際に1900万ユーロ、ポルトからゼニトへ移籍する際に4000万ユーロ、ゼニトから上海上港へ移籍する際に5580万ユーロが動いており、この3例だけで1億ユーロを超えてしまっているのだから驚きだ。

市場価値はゼニト在籍時の2014年がピークで4800万ユーロとなっており、5大リーグ以外でプレイしていた選手としては驚きの市場価値だ。スポーツの世界に絶対はないが、5大リーグでもかなり高い確率で成功を収めただろう。

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