昇格組ノッティンガム・フォレストがアウォニイら“11人を積極補強” 24年ぶりに戦うプレミアでダークホースとなれるか

すでにプレシーズンマッチで活躍しているタイウォ・アウォニイ photo/Getty images

一年での降格は避けたい

莫大な放映権料の流入もあって年々各チームが強化されているプレミアリーグ。上位のBIG6だけでなく、中位や下位クラブも積極的な補強を見せている。そうなることで各チームの戦力差が減り、面白いカードが増えることになるが、近年目立つのは昇格クラブのプレミア初年度での難しさだ。

昨季はブレントフォード、ノリッジ、ワトフォードの3クラブが昇格したが、プレミアに残ったのはブレントフォードだけだ。ノリッジ、ワトフォードは早々に降格を決めてしまっており、プレミアの厳しさを痛感している。

22-23シーズンはフラム、ボーンマス、ノッティンガム・フォレストの3チームがプレミアで戦うことになる。その一つであるノッティンガム・フォレストは24年ぶりのプレミア昇格ということもあってか積極補強が目立っている
目玉補強とされるのは、ウニオン・ベルリンのFWタイウォ・アウォニイ、DFマインツのムサ・ニアカテ、マンチェスター・ユナイテッドのMFジェシー・リンガード、GKディーン・ヘンダーソンら各リーグのトップカテゴリーを経験した選手たちだろう。

アウォニイとニアカテは昨季ブンデスリーガで活躍しており、アウォニイはウニオン・ベルリンで15ゴールを挙げたストライカー、ニアカテはマインツで30試合に出場したセンターバックだ。どちらもチームの軸となるセンターラインの選手で、活躍が期待される。

リンガードとヘンダーソンはユナイテッドでプレミアリーグを知っており、ある程度の活躍は見込める。リンガードはウェストハム時代に16試合で9ゴール4アシストを記録するなどその活躍をノッティンガム・フォレストでも見せられれば、アウォニイと共に得点に困ることはない。ヘンダーソンはダビド・デ・ヘアの台頭でユナイテッドではくすぶっていたが、イングランド代表にも選出される実力者だ。ブライス・サンバが退団しており、新守護神として注目されている。

この夏の移籍市場では計11人の選手を獲得したノッティンガム・フォレスト。英『Squawka』ではフラムのように昇格と降格を繰り返すことは避けたいとしており、大型補強を行ったノッティンガム・フォレストに大きな期待を寄せている。既存戦力であればブレナン・ジョンソン、スティーブ・クックらがおり、彼らがダークホースとしてプレミアリーグに旋風を巻き起こすことは可能なのだろうか。

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