リオ五輪で日本を翻弄した“6年前” 転々としてきたナイジェリアの大型FWが再びの5大リーグへ

アルメリアの昇格に貢献したウマル photo/Getty Images

一回り成長してリーガの舞台へ

5年間の成長を見せられるだろうか。様々な経験を経て新シーズンよりリーガ・エスパニョーラへ乗り込んでくるのは、アルメリアで1部昇格を決めたナイジェリア代表FWウマル・サディク(25)だ。

ウマルといえば2016年のリオデジャネイロ五輪にてU-23日本代表とも対戦している大型ストライカーで、日本も当時のウマルには手痛くやられてしまった。当時のナイジェリアは銅メダルを手にしており、その立役者だったウマルは2015年からイタリアの名門ローマでプレイするなどステップアップも早かった。

ただ、ウマルはそこから回り道をすることになった。セリエAでは思うような結果が出ず、2018年からはオランダのNACブレダにレンタル移籍。そこからもスコットランドのレンジャーズ、セリエBのペルージャ、セルビアのパルチザン、そして2020年にはスペイン2部に所属していたアルメリアに完全移籍することになった。
最後に欧州5大リーグの1部でプレイしたのは、ローマからトリノにレンタル移籍していた2017年10月まで遡る。あれから5年の時が経ち、新シーズンよりウマルはアルメリアの一員としてリーガ・エスパニョーラの舞台へやってくる予定だ。

アルメリアでのパフォーマンスは見事で、2020-21シーズンはスペイン2部で20ゴール、今季も18ゴール12アシストを記録して昇格に大きく貢献した。

やや時間はかかったが、今年に入ってからナイジェリア代表デビューも果たしている。難しい時間も経験した5年で成長したところを見せられるのか。新シーズンの挑戦が楽しみだ。

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