7シーズンに渡ってトッテナムで活躍
今季アジア人初の快挙となるプレミアリーグ得点王を獲得した韓国代表FWソン・フンミン。アジア歴代No.1の選手と言っても過言ではない実績を残しているが、彼の父親はソン・フンミンにさらなる活躍を望んでいるようだ。
今季のトッテナムはリーグ戦トップ4フィニッシュを果たし、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得。リーグ戦に限ればソンはFWハリー・ケイン以上の得点源として活躍し、リーグ戦23ゴールを記録。リヴァプールのFWモハメド・サラーと並びゴールデンブーツを獲得した。
こうしたソンの活躍を、かつてプロサッカー選手として活躍したソン・フンミンの父、ソン・ウンジョン氏は冷静に見ているようだ。中国メディア『CGTN』によれば、記者団に対してウンジョン氏はこのようにコメントしたという。
「彼(ソン・フンミン)は今年多くのゴールを決めたが、来年も同じようにゴールを決められるとは限らない。準備ができている人だけが困難を乗り切ることができる。慢心することなく、慎重な態度で臨まなければならない」
ウンジョン氏の言うように、来季も同様の活躍を見せたいならここで満足している場合ではないが、こういった父親のストイックな部分を受け継いだからこそ、今回のような偉業を成し遂げることもできたのだろう。また、ウンジョン氏は息子がさらに上を目指すために必要なことについても言及している。
「彼は世界トップクラスのクラブでしっかりとした役割を果たせるようにならなければならない。そのとき彼はワールドクラスの選手になるだろう」
この発言から察するに、ウンジョン氏はトッテナムを世界トップクラスのクラブとは認識していないとうことだろう。たしかにトッテナムは長らくタイトルから遠ざかっているクラブで、プレミアリーグのビッグ6に数えられてはいるものの、その中で唯一プレミアリーグを制したことがない。
ソン・フンミンとトッテナムの契約は2025年夏までとなっているものの、獲得のチャンスがあるとなれば多くのクラブが興味を示すはず。しかし来季のトッテナムがCLに出場できることを踏まえれば、ひとまずこのまま残留するのがベストではないだろうか。