トニー&エリクセンのコンビにパスを供給し続けた男 ブレントフォードが誇る“プレミアのタックル王”はより評価されるべき?

プレミアリーグでもクリスティアン・ノアゴーの実力は通用した photo/Getty images

今季のサプライズとなったブレントフォード

今季プレミアリーグで評価を上げたクラブといえばブレントフォードの名前が挙がる。21-22シーズンの昇格組で唯一プレミアに残留したクラブで、13位でシーズンを終えた。

彼らの中心にいたのはイヴァン・トニーとクリスティアン・エリクセンのコンビだ。ストライカーとパサーの関係性で非常に相性が良く、エリクセンが加わったシーズン後半戦では猛威を振るった。

中盤にはそんな彼らを支えた人物がいた。MFクリスティアン・ノアゴー(28)だ。母国デンマークでキャリアをスタートさせ、その後ドイツやイタリアを経由してイングランドにやってきた。デンマーク代表であり、エリクセンとは代表とクラブでチームメイトである。

ブレントフォードは3バックと4バックを使い分けるチームであり、ノアゴーはアンカーを任されることが多い。リーグ戦では35試合に出場して3ゴール4アシストを記録しており、プレイタイムはチームで2番目に多い3059分を記録している。

彼の強みはボール奪取能力の高さにある。データサイト『SofaScore』によれば今季のプレミアリーグで最もタックルを成功させたのは109回でこのノアゴーとなっている。インターセプト数64回はリーグで5番目の成績であり、守備でチームを支えている。さらにノアゴーは配球面でもチームを助けており、チームで最多となる1331本のパスを通し、その成功率は79%と非常に高い。

中盤では潰し屋として相手の攻撃を止め、前線のトニー&エリクセンのコンビにボールをつないだノアゴー。プレミアではそれほど知名度の高い選手ではないが、昇格組ブレントフォードを支えており、今後はより注目されることになるだろう。

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