ラッシュフォードは夏の4試合が正念場? ストライカーとして試されるマンUの10番

正念場を迎えるラッシュフォード photo/Getty Images

今季はかつてのキレを見せられていない

今季のリーグ戦を6位で終え、チャンピオンズリーグの出場権を逃してしまったマンチェスター・ユナイテッド。3シーズン連続で2桁得点を記録していたマンUの10番、マーカス・ラッシュフォードも低調で、ベンチを温める機会が多かった。

今季のラッシュフォードはリーグ戦25試合4ゴールとその低調ぶりは数字にも表れている。出場した試合も半数近くは途中出場で、昨夏に肩の手術を行って以降、かつての輝きを取り戻すには至っていない。

イングランド代表でも今年3月は代表に招集されず、そして先日発表された6月の代表メンバーからも漏れてしまい、カタールW杯行きが怪しくなっている。

1年の契約延長オプションはあるものの、ラッシュフォードとマンUの契約はひとまず2023年までとなっており、価値の高い今夏中に売却する可能性がある。ストライカーのポジションにはベンフィカのダルウィン・ヌニェス獲得などが噂されており、マンUでのラッシュフォードの立ち位置は怪しくなっている。

英『manchester evening news』は、ラッシュフォードは今夏のプレシーズンツアーでストライカーとして計算が立つのか、エリック・テン・ハーグ新監督に試される可能性があると報じている。マンUは7月にタイとオーストラリアでプレシーズンツアーを行うことが決まっており、そこでリヴァプールやメルボルン・ビクトリー、クリスタル・パレス、アストン・ヴィラといったクラブと対戦することが決まっている。

中央とウイングのどちらでもプレイすることができるラッシュフォードだが、ヌニェスなどが獲得できなかった時のことを考え、現時点の彼が中央のポジションでどれだけやれるのかを改めて確かめるということだろう。その結果次第でラッシュフォードの去就が大きく左右されるのかもしれない。

マンUの下部組織からトップチームへと上がり、2018年には背番号10を託されたラッシュフォード。昨季までは順調だったにもかかわらず、ここにきてプレシーズンが正念場になると誰が予想しただろうか。なんとかこの4試合で活躍を見せ、マンUでの立場を取り戻してほしいところだ。

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