この23歳をベンチに置いたままでいいのか レアルの控えGKがカディス戦で高パフォーマンスを披露

クルトワの陰から出場機会をうかがうルニン photo/Getty Images

ウクライナ代表としても6試合に出場

レアル・マドリードは先日のカディス戦を1-1の引き分けで終えた。この試合は前節のレバンテ戦から中2日の過密日程だったこともあり、カルロ・アンチェロッティ監督はローテーションを決断。GKにはティボー・クルトワではなく、23歳のアンドリー・ルニンが起用された。

ルニンの今季リーグ戦初出場は、前々節のアトレティコ・マドリード戦。いきなりマドリード・ダービーでレアルのゴールマウスを託されたルニンは、ヤニック・カラスコにPKでゴールを許し、1-0の敗戦を喫していた。

今度こそ勝利、そしてクリーンシートを目指したいルニン。前半37分にキーパーにとってはノーチャンスのシュートを決められてしまったものの、それ以外の場面では好セーブを連発。

後半16分には相手選手を倒してPKを与えてしまったが、アトレティコ戦のリベンジとばかりにこちらも見事ストップ。クリーンシートは達成できなかったが、起用に応える高パフォーマンスを披露した。

2ndゴールキーパーの宿命ではあるが、これだけの活躍を見せられてしまうと、ルニンをずっとベンチに置いておくのはもったいないと感じてしまう。スペイン『AS』によれば、ルニンの契約は2024年までとなっており、レアルとはあと2年の契約が残っているようだ。

レアルに移籍してきて以降のルニンはローン移籍で経験を積んだものの、出場したのはほとんどスペイン2部の試合だ。まだ23歳のルニンのキャリアを考えれば、思い切って出場機会の多そうなトップリーグのチームに完全移籍してしまうのもありだろう。レベルの高い環境で試合経験を積むことができれば、レアルが買い戻したくなるほどのGKへと成長を遂げる可能性もあるはずだ。

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