なぜマンUは“134分間”しか起用しなかった? 34歳の小さな魔術師・マタがずっとベンチだった謎

今夏にマンUを離れると見られているマタ photo/Getty Images

ブレントフォード戦のパフォーマンスに高い評価

マンチェスター・ユナイテッドはもっと小さな魔術師に頼るべきだったのではないか。

3日に行われたブレントフォード戦で今季リーグ戦初先発を飾ったのは、今夏の退団が確実視されている34歳のMFファン・マタだ。

マンUはこのブレントフォード戦にマタ、さらには同じく今夏の退団を表明しているMFネマニャ・マティッチの2人を先発させており、ホームでの今季ラストゲームでお別れの意味もあったのだろう。両者は今のマンUでは中盤のバックアッパーだった。
ただ、チームはこのブレントフォード戦に3-0のスコアで快勝。中でも攻撃をクリエイトしたマタのパフォーマンスは高い評価を得ており、もっとチャンスを与えても良かったのではないかと考えさせられる。

攻撃的MFの位置にはブルーノ・フェルナンデスが君臨するが、ブレントフォード戦では両者を併用できていた。英『Football365』も「全盛期のマタだった」と称賛しており、なぜ今季リーグ戦で153分間しか出番が与えられなかったのか不思議ではある。

特に大きな怪我があったということもなく、マタは今季リーグ戦でもずっとベンチには座っていた。攻撃のアイディアに苦労しているならば、マタを途中からでも起用すべきだったのではないか。

34歳を迎えてもテクニックに大きな衰えはなく、ホーム最終戦で改めてクオリティに気付くというのも変な話だ。チェルシー時代も含めればマタはプレミアリーグの歴史に名を刻むアシストマシーンでもあり、通算では51得点64アシストの数字を残している。

クラブとの契約は今夏までとなっているが、実力的には来季も戦力になったことだろう。

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