ムバッペをも自由にさせないDFカイル・ウォーカーが戦線復帰 CLレアル戦で“ヴィニシウス封じ”となるか

レアル・マドリード戦での復帰が濃厚なカイル・ウォーカー photo/Getty images

重要な選手が戻ってきた

プレミアでのリーズ戦を4-0と快勝し、レアル・マドリードとのCLラウンド4、2ndレグに臨むマンチェスター・シティ。1stレグでは4-3で勝利しており、アドバンテージを得た状態で試合を戦うことになる。

そんなシティだが、1stレグはカイル・ウォーカー、ジョアン・カンセロの2人のSBを欠いて試合に臨んでいる。左はオレクサンドル・ジンチェンコが素晴らしいパフォーマンスを披露して穴とはしなかったが、ウォーカーを欠いた右SBはジョン・ストーンズとフェルナンジーニョが務めたもののヴィニシウス・ジュニオールを止めることは難しく、失点を喫している。

だが、2ndレグではヴィニシウスに怯える必要はないかもしれない。ウォーカーが負傷からトレーニングに復帰した。英『manchester evening news』によればウォーカーが復帰し、代わりにジョン・ストーンズが怪我の影響でメンバー外となるようだ。

ウォーカーの復帰は大きい。スピードと強さを兼ね備えるシティの右SBのファーストチョイスの選手で、プレミアリーグのドリブラーたちを何度も封じてきた。CLのグループステージではパリ・サンジェルマンと対戦した際にキリアン・ムバッペをも止めており、ヴィニシウス封じも十二分に可能だろう。

しかし、懸念点としてはトレーニング復帰から実戦までの時間が短いところにある。4月14日のアトレティコ・マドリード戦で負傷し、約2週間計5試合を欠場している。そこから少ないトレーニングでコンディションを戻し、レアルとの難しい90分を戦い切れるのかは分からない。長期離脱でもないため、そこまでコンディションが落ちていない可能性もあるが、前半のみの45分間、もしくは後半のみの45分間という制約付きの可能性もある。

今季のビッグマッチには必ずといっていいほどにスタメンで起用されていたウォーカー。シティ最速の守備者であり、ウォーカー対ヴィニシウスの勝負は見ものとなりそうだ。

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